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日本は天皇が民を「おほみたから」とする「シラス国」です。そのことを広げるために毎日記事を書き下ろしています。


外国語がペラペラでも人間としての中身がペラペラでは

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戦後的日本人にとっての、生きる信念とは何でしょうか。
それで良いのでしょうか。
どんなに外国語がペラペラでも、人間としての中身がペラペラでは、国際人としてまったく通用しないのではないでしょうか。


20180222 英語ペラペラ
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 *****

5年ほど前に、友人のOさんから聞いた話です。
Oさんは、長く海外で暮らして日本に帰ってきた方です。

「向こうにいますとね、
 『君はチーヌか?』と良く聞かれるんです。
 チーヌって、Chinaのことなんですね。

 あんまり年中聞かれるものだから、
 面倒くさくなって
 『Yes.』なんて答えようものなら、
 たいへんなことになります。
 二度と相手にしてもらえなくなるんです。

 だからちゃんと、
 『No. I`m Japanese.』って答えるのですが、
 そうすると相手は途端に
 とってもうれしそうな顔になって、
 いろいろ話しかけてきます。
 私だけじゃない。
 みんなそうです。

 ところがね、そこからが問題なんです。
 しばらくいろいろ話をしていると、
 『No. You are not Japanese. 』と言われて、
 とても不愉快そうな顔つきになり、
 そうなったらもう二度と
 相手にしてもらえなくなる
 日本人が多いんです。
 連中はっきりしたものですよ。

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ごはんに玉子をかけて食べられる幸せ

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20180220 卵かけご飯
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私などは、白いご飯に生玉子をかけて、醤油をちょいと垂らしてかき混ぜて食べるのが大好きです。
ところが、一昨年、どういうわけか、食堂などで「生玉子を出してはいけない」という通達が保健所から出回ったことがありました。
結局、この通達は曖昧なうちに、昨年の春頃には、普通に生玉子が食堂で出されるようになったのですが、実は、スーパーなどで売っている普通の生玉子を、日常的に「生で」食べることができるのは、日本だけなのです。

もちろん海外でも、生玉子を食べることはできます。
ただしその場合、特定の鶏卵場で採取された証明書付きの高価な玉子でなければ、食べてはいけないことになっているのが、普通です。

ですから、たまに海外の友人をすき焼き屋や牛丼屋に連れて行って、生玉子を食べようとすると、彼らはびっくりして、顔をしかめます。
「危ない」というのです。

海外では、生玉子はサルモネラ菌の危険があるからと、基本的に食べません。
必ず火を通して、目玉焼きや玉子焼き状態にして食べます。
でないと、あぶないからです。

ところが日本では、生で玉子を食べられます。
それは日本の鶏卵農家が、感染の心配のない衛生的な卵を作っているからです。



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知識と知恵と学ぶこと

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筆者が何を目的に書いたのか。
それをできるだけ正しく読み解く姿勢が必要です。
考証が優先か、学ぶことが優先かは議論があると思いますが、
すくなくとも、実学として役立つのは、
学ぶという姿勢から得られる知識であり知恵です。


20180220 2月の風景
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歴史には、いわゆる「異説」のようなものがたくさんあります。
区別して考えなければならないことは、史実と歴史は異なるということです。

たとえば、本能寺で変があったことは史実です。
それは考古学的に証明可能なことです。
けれども、その本能寺で信長が討たれたたかどうかは、当時の記録にそのように書いてあるだけで、それが事実かどうかはわからないことです。

もしかしたら巷間言われるように、信長は生きていてローマに渡り、そこで本当に法王の側近になってジョルダーノ・ブルーノと名乗ったのかもしれない。
個人的には、その説の方をひそかに支持していますが、いずれも「かもしれない」というだけで、それが真実かどうかは、当時にタイムスリップでもしない限り、わからないことです。

歴史というのは、遺物、遺構、史料などの証拠に基いて、過去にあった出来事をできるだけ合理的に説明しようとするものです。
今風の言い方をするなら、遺物、遺構、史料などが証拠(evidence)であって、歴史はその証拠をつなぐ筋書き(Story)です。
そして歴史は、証拠から真実(Fact)を得ようとするものでもあります。

政治的に利用しようとして、ありもしない事実をでっちあげたり、証拠にもならないようなまったく別な写真をもってきて、これが事実ですと宣伝するようなものは、プロパガンダ(Propaganda・政治的宣伝)であって、歴史ではありません。

要するに、証拠と真実を論理的につなぐ筋書きが歴史なのですが、注意しなければならないことは、証拠と筋書きは、必ずしも真実を示しているとはいないという点です。
これは、ひとつには、何を持って真実とするのか、という問題があります。
事実には、様々な側面があるのですから、そのどれを切り取るかによって、見方も捉え方も異なってきます。

また、「◯◯と日記には書いておこう」というものもあります。
「本当は、かわいそうなおそめさんが下手人だけれど、事故死だったことにしておこう」みたいなものです。
日本の歴史にはこうしたものが多々あります。

ですからある武将が死んだと書いてあるから、本当にこの世からいなくなったのではなくて、実は出家しただけである、などということも、これまたよくあるのです。


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弾正台という日本独自の機構

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学校ではよく「律令制は、唐の制度に倣(なら)った」と教わるのですが、ぜんぜん違います。
Chinaでいう皇帝の地位にある者が、天皇というより上位にある最高権威と、弾正台という監察機構の両方から、常に責任ある政治が行われているのかcheckされる仕組みができていたのです。


20180219 律令体制


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律令体制における朝廷組織というのは、実は、たいへんおもしろいというか、画期的なものです。
比較のために、先に、同時代にあった唐の律令体制を見てみます。

唐では、まず皇帝に「李」という姓(名字)があります。
その皇帝の直下に、中書省、門下省、尚書省という3つの機構があります。
これを三省といいます。

中書省は、国政の発案機構、
門下省は、その発案事項を審議する機構です。
その結果、これは国政として実行すべしということになると、皇帝がその裁可を下し、尚書省に実行を命じます。

形の上では、皇帝の下に三権があるようですが、その実態は、政治を取り仕切るのは、要するに「皇帝ただひとり」です。
例外はありません。

その皇帝は、天帝という神様から天命を受けた存在です。
従って、皇帝に責任追及ができるのは、天帝ただひとり(一柱)です。
けれども、天帝は目に見えない存在ですから、要するに現実の世では、皇帝という名の責任を持たない、あるいは責任をとらなくて良い存在が、すべての権力を一手に握っているわけです。

ところがその皇帝に非道が重なると、天帝という名の神様は、別の姓(名字)を持った家系に天命をあらためます。
これが易姓革命です。
つまり「天命が革(あらたま)り、姓が易(か)わる」のです。

漢字で書く「革命」という用語は、ここからきています。
つまり「革命」のもともとの意味は、「天命が入れ替わる」ことを意味していたのです。

ところが幕末に、レボリューション(Revolution)という英単語を翻訳することに迷った翻訳家たちが、
「Revolutionとは、きっとChinaの革命と同じ意味だろう」
ということで、これを革命と翻訳し、それがそのまま現代日本においても定着したままになっています。

西洋におけるレボリューションというのは、リボルバー(Revolver)という単語があるように、回転することをいいます。
つまり西洋におけるレボリューションというのは、神様からの天命が入れ替わるのではなくて、輝かしい古代ギリシャ・ローマの時代などに還ろうという運動です。
従って、レボリューションの訳は、本来なら「復古」と翻訳したほうが、より語感に近いものといえるかもしれません。

さて、話をもとに戻します。
Chinaの制度は、上に申し上げたように、すべての権力は、皇帝ただひとりに集約されています。
そしてその皇帝の権力を裏付ける正統性は、天命に依るとされています。



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外国人がやってきた

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国が荒れ、食べ物がなくて責任を伴わない権力だけが残るとどうなるか。
そこはまさに地獄絵図に描かれた地獄になります。
武器と権力と持つ者が、持たない者を食べるからです。
日本が、古代から中世にかけての半島にならないために、私たちはいま重大な岐路に立たされているのかもしれません。


好太王碑
20180217 好太王碑
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古代の朝鮮半島の様子をものすごく簡単にまとめると、次のようになります。

まず、紀元前37年に、いまの北朝鮮というよりも、満洲のあたりに高句麗が起こります。
次いで589年に、中原(Chinaの中央部)に隋が興ります。
というとは高句麗はその間、600年以上も安泰であったかのようですが、これはそうではなくて、中原が戦乱で明け暮れていたことによるということによります。
高句麗そのものは、統一国家として存在していたというよりも、いわゆる馬賊や匪賊の集団であったと見たほうが、実態を正しく把握できます。
ただし、馬賊匪賊のたぐいであっても、満洲あたりでは、強大な勢力を張っていたわけです。

ところが3世紀に中原北方に魏が興ると(あの三国志の魏です)、高句麗は進んで魏への朝貢国となって臣属して国家を自称するようになります。
ところが実態は馬賊匪賊の類です。
気がつけば魏の版図に侵入して略奪を行い、これに怒った魏によって高句麗は2度にわたって魏に攻められています。
このとき高句麗は2万の兵を率いて魏軍に対峙するのですが、連戦連敗で、一度目は高句麗の千人が斬首、二度目は三千人が斬首されています。

4世紀になると、高句麗はここでようやく朝鮮半島への進出をするようになります。
いま平壌となっているところは、昔、楽浪郡と呼ばれ、西晋の郡庁が置かれていましたが、西晋の混乱に乗じて、この地を占拠します。
ところが、これに脅威を感じた百済が、高句麗に立ち向かい、なんと高句麗王が戦死を遂げています。



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玉井浅一司令

本日倭塾開催日です。

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生きることを大切思うからこそ、どんなにつらくても苦しくても、戦って戦って戦い抜いてくれたのではないでしょうか。
故郷を愛するからこそ、いまを生きている私たちの命を大切に思うから苦しくても戦い、散って行かれた人も、生き残った人も、その重荷を背負い続けたのではないでしょうか。


玉井浅一司令
玉井浅一
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玉井浅一司令は、最初の特攻隊である敷島隊に出撃を命じたマニラ基地の副長だった人です。
明治35(1902)年、愛媛県松山市のお生まれで、愛媛県の松山中学(現:愛媛県立松山東高等学校)を卒業しました。
松山東高は、甲子園でも有名ですが、愛媛県屈指の難関校でもあります。
夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台となった学校です。

昭和19(1044)年10月17日のことです。
マニラの海軍飛行隊基地に大西瀧治郎中将が着任しました。
基地の司令は、山本栄司令です。

この日、たまたま他の基地に出張していた山本司令は、大西長官が着任されるということで、急きょマニラ基地に飛行機で帰還したのですが、この飛行機が着陸に失敗し、山本司令は足を骨折して緊急入院してしまったのです。
そこで副長の玉井浅一大佐が、基地の一切を任せられることになりました。

大西中将は、玉井副長以下、基地の幹部を集めました。
その会議の席で、
「戦況を打開するためには、
 栗田艦隊のレイテ突入を
 成功させねばならない。
 そのためには
 零戦に250キロ爆弾を抱かせて
 体当たりをさせるほかに
 確実な攻撃法はない」と語りました。



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古代の人が築こうとした日本

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記紀は、相対的な個人的幸福感よりも、大多数の人々の喜びを次の世代につなげていくことを重視した国をつくろうという明確な国家統治の理念を確固たるものにしていくためのツールとして存在しています。
そのような史書を持っている国に生まれたことは、とっても幸せなことです。


20180216 喜び
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記紀の解釈については、古来実にさまざまなものがあります。
その多くは、肯定的な内容ですが、なかには、特に戦後においては、記紀そのものを否定するという学問的というよりはむしろ政治的な意味合いから、露骨に否定的なものも少なくありません。
そのようなイデオロギー的ものは、もはや学問的とはいえませんから、ここでは対象外にします。

さて、古事記については、日本書紀よりも後世に書かれた偽書であるという説は、これはちゃんとした研究者の中にもあって、しかもその説は、江戸時代にはすでに説かれていたものです。
江戸後期に沼田順義という儒学者(1792〜1849)がいるのですが、この人が『級長戸風』という著書の中で、古事記の完成が『続日本紀』に書かれていないことをもって、古事記を偽書と断じています。
また、賀茂真淵も、古事記の本文ではなく、序文についてですが、「奈良時代に追って書かれたものではないか」と書き残しています。

さらにいうと古事記については、現存しているのは応安5年(1372)の名古屋の真福寺本と、その10年後に書かれた道果本(上巻のみ)だけです。
それ以前に写本があったことは、真福寺本にも書かれていることですので事実であろうと思われるのですが、いずれも室町時代初期の南北朝の頃のものであって、それ以前の原典が(まだ見つかっていないだけかもしれませんが)保存されていません。

さらに内容的にも、733年に完成した『出雲国風土記』に書かれている因幡の白兎の物語が、その前年に完成した日本書紀にはまったく書かれていない(出雲国風土記の刊行前だから当然)のに対し、古事記は712年に完成したとされるのに、その物語が書かれているとか、
あるいは、日本書紀と比べて古事記の方が圧倒的に掲載された和歌などの歌が多いこと、
奈良時代の公式記録に古事記がまったく出てこないこと、などから、
古事記は太安万侶の子孫の多人長(おほのひとなが)が9世紀の初め頃に書いた偽書だという説もあります。

こうした論争は、これからも是非、続けていっていただきたいと思いますが、実のところ、私にはあまり興味がありません。
それより何より、書いたものというものは、人が書いたものである以上、そこに書かれた目的が必ずあるはずだし、それが多くの人々によって、学ぶに値すると思われたからこそ、現代に生きているのです。
そうであれば、そこに書かれた「学ぶに値するもの」をしっかりと学ばせていただくことこそが大事なことと思います。


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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
最新刊
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』

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口座番号 0083820
口座名義 小名木善行
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いつもたくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
ほんとうに皆様のコメントが、とっても嬉しく、かつありがたく拝読させていただいています。

議論というものは、すくなくともこのブログのコメント欄が、国政や地方自治、あるいは組織内の意思決定の場でなく、自由な意見交換の場であるという趣旨からすると、互いに互譲の精神を持ち、相手を尊敬する姿勢、ならびに互いに学びあうという姿勢が肝要であると存じます。

私は、相手に対する尊敬の念を持たず、互譲の精神も、相手から学ぼうとする姿勢も持ち合わせない議論は、単なる空論でしかなく、簡単に言ってしまえば、単なる揶揄、いいがかりに他ならないものであると断じます。

ましてや、自分で質問を発したものについて、それぞれお忙しい皆様が、時間を割いて丁寧にご回答くださった者に対し、見下したような論調で応対するならば、それは他のコメントされる皆様、あるいは、それをお読みになる皆様にとって、非常に不愉快極まりないものとなります。

従いまして、謙譲・互譲・感謝、そして学ぶという姿勢のない連続投稿、粘着投稿に類する投稿をされた方については、以後のコメント書き込みを、管理人である私の判断で投稿の禁止措置をとらせていただきますので、あしからずご了承ください。
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