• 38度線のマリアと呼ばれた望月カズ


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    望月カズ 47歳当時_th
    望月カズ 47歳当時


    韓国で「38度線のマリア」と呼ばれた日本人女性がいます。
    朝鮮戦争から、生涯で133人もの韓国戦災孤児を育て、昭和46(1971)年には、朴正煕大統領(朴クネ現大統領の父)から韓国名誉勲章並びに冬柏賞がそれぞれ授与されています。

    お名前を「望月カズ(旧姓:永松)」といいます。
    昭和2年(1927)、東京・杉並区の生まれです。

    4歳のとき母と二人で満州に渡ったのですが、6歳で母を亡くし、孤児となってしまいました。
    このためカズは、農奴(大陸にあった農業奴隷)として、China各地を転売されながら子供時代をすごします。
    昭和19年(1944)、17歳になったカズは、このとき朝鮮の城津に売られてきていたのですが、そこで偶然知り合った永松晃・礼子夫妻に養子にしてもらい、やっと日本国籍を得ています。

    ところが終戦となる。
    このとき望郷の念に駆られたカズは、日本行きの船で密航して日本に帰るのですが、身よりもないうえに、焼土となった日本に絶望し、再度満州に渡ろうとして朝鮮半島に戻ります。
    ところが時を同じくして、朝鮮戦争が勃発し、カズはソウルに足止めとなってしまう。

    ソウルに攻め込んだ北朝鮮軍、市民を放ったらかしにして逃げてしまった李承晩大統領。ソウルに取り残されたカズは、そこで胸を撃たれて銃弾に倒れた女性の胸に抱かれて血まみれになっていた男の子を助けます。
    このことがきっかけとなり、カズは次々と孤児たちを救い、孤児たちの母として生きていくようになりました。
    かつての自分と同じ身の上の子供達を、カズはほっておくことができなかったのです。



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小名木善行(おなぎぜんこう)

Author:小名木善行(おなぎぜんこう)
連絡先: info@musubi-ac.com
昭和31年1月生まれ
国司啓蒙家
静岡県浜松市出身。上場信販会社を経て現在は執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」を運営。
ブログ「ねずさんの学ぼう日本」を毎日配信。Youtubeの「むすび大学」では、100万再生の動画他、1年でチャンネル登録者数を25万人越えにしている。
他にCGS「目からウロコシリーズ」、ひらめきTV「明治150年 真の日本の姿シリーズ」など多数の動画あり。

《著書》 日本図書館協会推薦『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』、『ねずさんと語る古事記1~3巻』、『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』、『ねずさんの世界に誇る覚醒と繁栄を解く日本書紀』、『ねずさんの知っておきたい日本のすごい秘密』、『日本建国史』、『庶民の日本史』、『金融経済の裏側』、『子供たちに伝えたい 美しき日本人たち』その他執筆多数。

《動画》 「むすび大学シリーズ」、「ゆにわ塾シリーズ」「CGS目からウロコの日本の歴史シリーズ」、「明治150年 真の日本の姿シリーズ」、「優しい子を育てる小名木塾シリーズ」など多数。

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