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【お知らせ】◆
6月24日(土)18:30
第41回倭塾 7月 2日(日)13:30
黎明教育者連盟講演 7月15日(土)18:30 第42回倭塾
7月17日(祝・月)18:30
CGS【ねずさんとふたりごと】公開収録 7月14日(金)08:00 ABCフォーラム朝食会(テーマ:百人一首)
7月23日(日)14:00 第 1回名古屋倭塾(テーマ:古事記)
7月27日(木)18:30 第17回百人一首塾
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古事記にある大国主神話というのは、因幡の白兎の物語からはじまって、大いなる国の主として国が栄え、その国が高天原に譲られるまでの物語となっています。
要するに最後に大国主神は、国を高天原の神々に国を譲るわけですが、どうしてせっかく築いた大いなる国を、最後に譲ることになってしまったのかという秘密が、冒頭の因幡の白兎の物語にあります。
この因幡の白兎の物語は、大国主神がウサギを助けた物語としてのみ解説されることが多いのですが、実は違っていて、古事記の原文を見ると、ウサギのことを「菟(と)」と書いています。
ウサギは、漢字で書いたら本当は「兎(う)」です。
動物のうさぎさんは、耳が長いですから、頭の上に「ノ」が付いているわけです。これが耳です。
ところが古事記は、このウサギのことを、意図して「菟(と)」とクサカンムリで書いているわけです。
では「菟(と)」とは何かというと、これは植物のネナシカズラのことです。
ネナシカズラというのは、よく、森や林に行きますと、木の枝にまるで網でもかけたかのように、蔓性の植物が覆いかぶさっていることがありますが、それがネナシカズラで、地面に根っこを持たないいわゆる寄生木です。
この「地面に根をもたない」人のことを、昔は「道々の輩(やから)」といいました。
これは行商人や、全国を渡り歩いて技術を学んだり、教えたりする人たちのことで、要するに今風にいうなら、流通業をなす人たちのことを言います。
つまり、田畑を耕す農業や、製鋼やモノ作りなどの工業を行う人達が、地面に根を生やした人、流通に携わる人たちのことを、地面に根を生やさない人と例えたわけです。
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