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日本の武は【たけふ】

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先日来、大和言葉の「たけふ」について、何回かご案内しています。
これは我が国の武と、よその国の武との違いを鮮明にするたいへん大きな要素です。
そこで、あらためて項目を建てさせていただきたいと思います。


20180410 天の沼矛
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


【お知らせ】
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4月22日(日)13:30 第50回記念 倭塾公開講座
5月5日(土)18:30〜 第26回百人一首塾(公開講座)
5月19日(土)18:30 第51回倭塾(公開講座)
6月9日(土)18:30〜 第27回 百人一首塾 公開講座
6月30日(土)13:30〜 第52回 倭塾 公開講座


半島や大陸に限らず、世界中、武を行う者は、常に権力者や金持ちに利用されながら発展してきました。
人を雇う力のある者は、強靭な体力を持ち戦いに強い者を護衛に雇ったし、力が強くて戦いに強いだけでは食べていくことができません。
ですから財力のある権力者や金持ちに雇われることが、生きるために必要なことでもありました。

欧米などはまさにそれで、だからこそ武を行う者は、自分がいかに強いかのパフォーマンスをしてみせることになります。
とりわけ戦いのプロは、目立なければ雇ってもらえないし稼げないし、食べていくことができません。
いまでもボクシングやレスリングなどの試合で、そのような光景は随所にみることができます。

ところが日本では、昔から「勝って奢らず、負けて怖じず」です。
いまでこそ欧米流に、柔道や剣道の試合に際して両軍の応援団が大声で声援を送るようになりましたが、ほんのひと昔前までは、武道の試合は、選手以外、一切声を出すことは禁じられていました。
試合は真剣勝負を模したものであり、周囲が騒いでは戦う者の集中力が削がれると考えられてきたし、見学する者も、強いプロの戦い方をまさに真剣に学ぶためにその場にいるのですから、大声を出すなどもってのほか、とされてきたのです。

加えて我が国は民が「おほみたから」とされ、誰もが豊かに安全に安心して食べて行かれることが国是とされてきましたから、プロの力士や剣術家、柔術家などは、わざわざパフォーマンスをしなくても容易に生徒を集めることができたし、生徒の親は、我が子の成長を願って武道を習わせるのですから、武道はただ強いだけではダメで、どこまでも武道をする者は、心技体が充実した人格者であることが求められたのです。

その「武」という漢字は、「戈(ほこ)を止める」と書きますが、Chinaの武道は、まさに「戈を止める」ためのものとして発達しました。
しかしそれは敵の戈を止めるのだという名目さえあれば、どれだけ暴力をふるっても良いという風潮を生みます。
早い話、仏教国であって軍隊さえも持たないチベットが、宗教侵略してくると言い訳をしさえすれば、人民解放軍がそこに平気で攻め込んで、あらゆる非道を行って、人口の四分の一を殺戮するなどということが平気で行われるし、通州事件のような非道がまかり通ることになります。

ところが日本では「武」という字が持つそのような非道性をなくすために、その「武」という漢字に「たけふ」という訓読みを与えることで、その暴力性を否定してきたのです。
「たけふ」とは「竹のように真っ直ぐにする」という意味の言葉です。
歪んでいるものや、斜めになっているものを、真っ直ぐに整えることが「たけふ」です。

この「たけふ」という言葉は、古事記の神語りに登場します。


20180326 イシキカイカク大学



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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
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(著書)

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