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生麦事件から薩英戦争までの歴史を考える

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戦後の歴史では、薩英戦争は薩摩藩が英国に一方的に負けたと教えます。
しかし、
英国艦隊の損害は、大破1隻・中破2隻。死傷者63人。
薩摩側の損害は、一般市民の死者が5~8人、負傷者18人。
どうみても圧倒的な薩摩藩の勝利です。


20180904 薩英戦争
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


【お知らせ】
<東京・倭塾、百人一首塾他>
9月15日(土)18:30 百人一首塾 第29回
9月23日(日)13:30 第54回 倭塾・東京 第54回
東京の倭塾・百人一首塾は10月から会場がタワーホール船堀に変更になります。
10月8日(月)13:30 第55回 倭塾 研修室 1330-160
10月27日(土)18:00 第30回 百人一首塾 407会議室
11月13日(火)18:00 第31回 百人一首塾 307会議室
11月25日(日)18:00 第56回 倭塾 研修室
12月6日(木)18:00 第32回 百人一首塾 301会議室
12月24日(月)13:30 第57回 倭塾 研修室
<関西・倭塾>
8月10日(金)19:00 倭塾・関西 第一回 (IK歴史勉強会 十七条憲法と創生の神々)
9月9日(日)14:00 倭塾・関西 第二回 (IK歴史勉強会 イザナギ・イザナミと古代の朝鮮半島情勢)
10月19日(金)19:00 倭塾・関西 第三回 (IK歴史勉強会 大航海時代と大国主)
11月9日(金)19:00 倭塾・関西 第四回 (IK歴史勉強会 唐の皇帝と日本の天皇)
12月8日(土)14:00 倭塾・関西 第五回 (IK歴史勉強会 稲作の歴史と古墳のお話)
<国内研修>
12月16日(日)~17日(月) 一泊二日 神話を体感する会
11月の倭塾関西の日程が11月11日(日)から、11月9日(金)19時に変更になっていますのでご注意ください。


生麦事件というのは、江戸時代末期の文久2(1862)年8月21日に、生麦村(現在の横浜市鶴見区生麦)で、薩摩藩士がイギリス人を殺傷した事件です。
江戸から京都に向かう薩摩藩の行列に、前方を横浜在住の英国人4人が無礼にも乗馬のまま横切り、これを制止しようとした薩摩藩士がついには抜刀して、1人を死亡、2人を負傷させました。

この事件でイギリスは薩摩藩に関係者の処罰と賠償を要求しました。
けれど薩摩藩はこれを拒否する。
藩の行列の前を下馬もしないで横断する方がどうかしているのです。
薩摩藩の処置は当然のことです。

ところが当時の英国人からみれば、有色人種は猿と同じで人以下の存在です。
猿に殺されて黙って引き下がるわけに行かない。
また、実は当時の有色人種国は、どの国でも下位の者が起こした外国人といざこざについて、王や国が何らかの賠償責任を負うとは考えられていませんでした。
あくまで下位の者同士の喧嘩は両成敗であって、一方の当事者に国が賠償することなどありえない。

このことはいまでも、東亜の某国の人が、わざわざ日本にやってきて、我が国の最も静謐な施設のひとつであり英霊を祀る靖国神社に爆弾を仕掛け、これを爆破しても、
「それは当事者である犯人の責に帰すべきことであって、
 国家の賠償に値することではない」
と、堂々とのたまう国があるくらいですから、いまだに理解できていないようです。

すでに時代は21世紀になっていますが、15世紀の西欧諸国の水準にすら、民度も政府もいまだ追いついていないことを、はからずも露呈しているわけです。

これに対し当時の欧米諸国(いまなら世界中の国々)は、国民が起こした問題は、その国の政府が賠償の責を負うという考え方です。
ですから日本人が外国で犯罪を犯せば、日本はちゃんとその被害についての賠償をするし、もし民間ベースでの賠償が間に合わないのであれば、国がその賠償の責を負います。

昔の王国であれば国民は王の所有物ですし、民主国家であれば政府は国民共同体の代表なのです。
会社で対外的な不祥事があれば、その会社の社長なり役員が責任を負うでしょう?
それと同じです。

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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

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私は、相手に対する尊敬の念を持たず、互譲の精神も、相手から学ぼうとする姿勢も持ち合わせない議論は、単なる空論でしかなく、簡単に言ってしまえば、単なる揶揄、いいがかりに他ならないものであると断じます。

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