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阿南惟幾陸軍大臣の割腹

20190224 伊勢修養団研修バナー


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阿南惟幾陸軍大将は、昭和の軍人であり、人格識見ともに世界的に尊敬される名将です。
そして終戦時には陸軍大臣を努め、あくまで戦争継続を主張し、最期は切腹をして果てられた方です。
この阿南陸軍大将の割腹の衝撃が、日本陸軍をして昭和天皇の玉音放送ととに戦闘活動を停止に至らせた最大の理由であるともいわれています。


阿南惟幾大将の遺書
20190221 阿南惟幾遺書
(画像はクリックすると、お借りした当該画像の元ページに飛ぶようにしています。
画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


これからご紹介するのは、平成12年8月13日に、国際派日本人養成講座で伊勢雅臣さんが書かれた文章です。
昭和20年8月11日のChina派遣軍総司令官岡村寧次大将の電文から始まるこの一文は、阿南惟幾陸軍大将のことを書いた文章です。

阿南惟幾陸軍大将は、昭和の軍人であり、人格識見ともに世界的に尊敬される名将です。
そして終戦時には陸軍大臣を努め、あくまで戦争継続を主張し、最期は切腹をして果てられた方です。
この阿南陸軍大将の割腹の衝撃が、日本陸軍をして昭和天皇の玉音放送とともに戦闘活動を停止に至らせた最大の理由であるともいわれています。

当時の情勢として、日本軍は米国より先に原爆の開発を終え、この原爆投下によって米太平洋艦隊を壊滅させ、さらに米本土への核攻撃によって終戦の活路を見出す作戦を立てていましたが、陛下の御聖断によって、原爆の制作と使用は厳禁となりました。
結果として日本は沖縄を米軍に奪われ、制海権制空権とも失い、日本本土はB29による空爆の餌食となる状況に至りましたが、日本側は新たに新型ジェット戦闘機の開発を終え(B29はその後の朝鮮戦争でも使用されましたがジェット戦闘機のミグの登場によって、ただ空に浮かぶのろまな的(まと)になり、現役を完全引退しています。日本がジェット戦闘機を昭和20年の8月下旬から用いていれば、戦況は大いに変わった可能性があります)、さらに9月には、海軍による米本土への空襲が計画されており、仮にもしこれが実施されていれば、米国内の厭戦気分が一気に高まり、和平への別な道が開けたかもしれません。

要するに何が言いたいのかというと、昭和20年8月15日の時点で、日本は万策尽き果てていたわけではなくて、最悪の状況を最善の状況に転換する策が、ちゃんと用意してあったということです。
また陸軍は、Chinaから満洲を押さえていましたが、8月9日にはソ連がだまし討のように参戦してきていました。
戦闘を放棄すれば、Chinaや満洲にいる邦人たちにどれだけの被害が及ぶやもしれず、この時点での戦いの停止は、きわめて大きな危険を伴うもの(実際にそうなりました)でもありました。
日本は、この時点で断固戦うべき状況にあったともいえるわけです。

このようなことを申し上げると、「歴史にIFは禁物だ」とおっしゃる方がおいでになりますが、史実を検証する際には、なるほど「IFは禁物」です。
けれど歴史を学ぶときには、自分ならどのように決断するか、どうしたらこの段階で活路を開けたのか、なぜそうなったのか等を、思い込みではなく反復可能な再現性を持って考えることが大事です。
これは企業研修のケーススタディと同じです。
そして再現性というのは、科学的な思考で、もっとも大事にされるところです。

話が脱線しましたが、我が国には歴史上、あまたの英雄豪傑偉人がいますが、私が「この人から学びたい(教えを請いたい)」と思う歴史上の人物は、明治以降の人物では、その第一位が阿南惟幾陸軍大将です。
トップに貼った画像は、その阿南陸軍大将が割腹自殺されたときに遺された血の飛び散った遺書です。
そこには次のように書かれています。

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Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

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