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敷島の大和心を人問わ(は)ば 朝日ににおう (ふ) 山桜花(本居宣長)。日本は天皇を国家最高権威とし、民を「おほみたから」とする「シラス国」です。


日本の「学制」のお話

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学校0205


明治4(1871)年といえば、廃藩置県の行われた年です。
廃藩置県というのは、学校では多くの場合「旧来の藩が廃止されて県となりました」と、いとも簡単な記述で終わっているのですが、実はこれはものすごくたいへんなことです。

なにせ全国にある260もの藩がなくなるということは、260の大名がその身分を失い、さらに全国に194万人いた武士が失業するという事態です。
本来、明治維新は、階級としては武士階級が命がけで行った大改革です。西洋でもどこでも、改革をなしたなら、その改革者たちが、新しい政権を作ります。

ところが日本では、その改革をなした武士階級が、みずから四民平等と称してその身分的特権を捨てたのみならず、全国260の大名までが、藩の解体にすすんで協力したわけです。
しかもこの大改革に、一滴の血もながれていない。
これこそ、世界史的にみれば、不思議の国ニッポンとしかいいようがない大事件です。

しかも廃藩置県のわずか4日後の明治4(1871)年7月18日には、文部省が創設され、その文部省は翌年1月には新しい「学制」案の大綱をつくり、8月2日には旧来の教育制度を抜本的に一新する「学制」の公布まで行っています。



「学制」というのは、学校制度のことです。
「学制」が公布されたときの太政官布告があります。
「学制序文」と呼ばれるものです。

この内容を読むと、戦前の教育が何を目指していたのかがよくわかります。

いつものように、ねず流で口語訳をしてみます。
教育勅語が出るより、18年も前のものです。

当時の日本が、子供達の教育に、何を求め、子供達に何を教育しようとしていたのか、この文を読むとはっきりとわかります。
戦前の教育と、いまの教育の雲泥の差の中味の違いが、ここにはっきり書かれています。

=======
学事奨励に関するおおせだされ書(学制序文)
太政官布告第214号(明治5年8月2日)

人々がその身を立て、自分の財産をきちんと管理し、その仕事を盛んにして、その生涯をまっとうできるのは、ひとえに身を修め、知識をひろめ、才能や技術を伸ばすことによります。そのために学制を定めます。

日常やふだんの行いや、言葉遣い、書道や算数をはじめ、役人や農商業、あるいはさまざまな工業や技術芸術、および法律や政治、天文、医療などにいたるまで、普通の人が生きるうえで、学問は、あらゆる場合に必要です。

なぜなら人は、それぞれの才能に応じて勉強することで、はじめて生活を支え、資産を築くことができるからです。
学ばずに身を立てたり、財を築くことができる人など、この世にいるのでしょうか?*1

*1 ここ、大事なところです。昨今の日教組教育などでは、子供達は生まれながらにして才をもっており、道徳や学問は教えるのではなく、子供達が生まれながらにもっているものを内側から引出すものだという幻想のうえに立っています。けれど実際には、野球をするには始めにそのルールを覚えなければならないように、何をするにもまず最初の教育、つまり教え、学ばせることが必要なのです。そのことを「学制序文」は「誰カ學ハスシテ可ナランヤ」と明確に切り捨てているのです。

世の中には、路頭に迷い、飢餓におちいり、家を破産させ我が身を滅ぼすような人たちがいます。
そうした人たちは、まさに「学ぶ」ことをしなかったことによって、人生を誤った人たちです。

学校そのものは、わが国に昔からあるものです。
けれど、いつの頃からか、学ぶべき方向を間違え、言っていることはもっともらしいけれど、中味はただの空理空論でしかなく、実社会で何の役にもたたないような虚談にばかりうつつをぬかすような学校ができてきました。
そのような学校は、およそ実社会で何の役にもたたないものです。

また、学問は武士だけのもので農工商や女性については学ぶことすらさせないとかいう議論も、そもそも学問とはどういうものかを、まるでわかっていない議論です。
そういうものこそ、旧来の陋習(ろうしゅう)というべきものです。
そんなことをしているから、貧乏や破産や、財を失うものが出てしまうのです。*2

*2 左翼的思想や日教組教育が蔓延し、それがわが国教育の「常識」となり、その誤った「常識」で育った人間が、日本の実社会の中心となったとき、日本は長い不況におちいり、ついには民主党のような売国政党まで誕生させ、国内景気は最悪となり、破産や自殺、貧困が日本を覆うようになってしまっています。まさにここに書かれている通りです。

このたび、文部省において、新たに「学制」を定めました。
内容は、これから先、まだまだ強化していきます。

みなさんにお願いしたいのは、これから一般の国民は、華族、武士、農民、職人、商人、あるいは男女の区別さえもいっさいへだたりなく、町でも村でも家庭でも、学校で学ばないものなど、ひとりもいないようにする、ということです。

ご父兄のみなさんは、この趣旨をよく理解し、お子さんたちへの愛情をさらに厚くして、子供達を必ず学校に通わせなさい。*3
もちろん高度な学問については、その教育を受ける受けないの判断は、それぞれのご判断におまかせします。
けれど、幼年教育については、男女の別なく、全児童を学校に通わせなければなりません。
それが親の責務というものです。

*3 登校拒否なんてありえないわけです。

学問は国家のためにするものだから、学費やその他、学校に通うことによって生ずる費用は、すべて官費で賄えという者もいるようです。まさに旧弊というべきです。官費が出ないなら子供に学ばせないよ、などと言い出す者もいるようです。
けれどそういうことは許しません。
以後日本国民は、自ら奮って学校で学ぶものだと心得なさい。

右の通り仰せ出だされましたので、地方官においては、片田舎の身分の低い者にいたるまで、この趣旨が国民全員に洩れなく伝わるよう、学制の意味を詳しく各人に申し、諭(さと)し、文部省の規則に従って、学問が普及するよう努力しなさい。

======

本文は以上です。

一読しておわかりと思いますが、明治のはじめの、富国強兵を図ろうとする国家が作成した「学制」でありながら、そこには「お国のために」などということは、ひとことも書いてありません。

むしろ、そういう考えに立つこと自体が、旧弊であり、貧乏したり破産したりする原因だとさえ述べています(是即チ沿襲ノ習弊ニシテ文明普ネカラス才藝ノ長セスシテ貧乏破産喪家ノ徒多キ所以ナリ)。

どういうことかというと、「学問」と称して、愚にもつかない空理空論を並べ立て、何のたしにもならない批判のための批判や評論をくりかえし、屁理屈ばかりで現実を見ない・・・それって、まるで昔の支那、朝鮮の役人や、昨今の評論家そのもののですが・・・のは、そもそも学問の何たるかをまるでわかっていない、過ちであると、はっきりと斬り捨てているわけです(畢竟不學ヨリシテカヽル過チヲ生スルナリ)。

これが明治以降の、日本の教育の原点です。
すごいと思いませんか?
国民=公民=皇民です。
その皇民のために、国家はある、という大前提にあるから、こうした考え方が普通にできるのです。
ここまでのことを言っている学制は、この時代、日本だけです。

思うのですけれど、たとえば歴史教育を、私達と直接血のつながった祖先たちの生き生きした活躍の流れとして教えたりしないで、ただの年号や人名事件名の丸暗記ものという無味乾燥な授業にしてみたり、道徳の授業を廃止したり、珠算をないがしろにして算数の能力を落したり(珠算をすると暗算がものすごく早くなります)、植物や食べ物のことを教えなかったり、あるいは戦前あったように「稲村の火」の物語を通じて、地震のあとには津波が来るということを幼いうちから教えなかったり。

その一方で、何も教えなくたって、子供達が成人すれば、自然とちゃんとできるようになる男女の性について、くどくどとわざわざ時間を作ってまで教えたり。

それって、なんのための学校なのでしょう。
なんのために、私達は「学ぶ」のでしょう。

私達は、日本の教育の原点を、もういちど、しっかりと見据え、戦後日本の教育を歪めてきた一切を、学校教育からも、メディアからも取り払わなければならないといえるのではないでしょうか。
でなければ、到底、日本を取り戻すことはできない。

前々から、中山成彬先生がおっしゃる、日教組を叩き潰すということを、公職追放を含めて完全実施していく必要が、わたしは、ある、と思っています。

《原文》
學事獎勵ニ關スル被仰出書 (學制序文)
太政官布告第二百十四號(明治五壬申年八月二日)

人々自ラ其身ヲ立テ其産ヲ治メ其業ヲ昌ニシテ以テ其生ヲ遂ル所以ノモノハ他ナシ
身ヲ脩メ智ヲ開キ才藝ヲ長スルニヨルナリ
而テ其身ヲ脩メ智ヲ開キ才藝ヲ長スルハ學ニアラサレハ能ハス
是レ學校ノ設アル所以ニシテ日用常行言語書算ヲ初メ士官農商百工技藝及ヒ法律政治天文醫療等ニ至ル迄凡人ノ營ムトコロノ事學アラサルハナシ
人能ク其才ノアル所ニ應シ勉勵シテ之ニ從事シ而シテ後初テ生ヲ治メ産ヲ興シ業ヲ昌ニスルヲ得ヘシサレハ學問ハ身ヲ立ルノ財本共云ヘキ者ニシテ、人タルモノ誰カ學ハスシテ可ナランヤ
夫ノ道路ニ迷ヒ飢餓ニ陷リ家ヲ破リ身ヲ喪ノ徒ノ如キハ、畢竟不學ヨリシテカヽル過チヲ生スルナリ
從來學校ノ設アリテヨリ年ヲ歴ルコト久シト雖トモ或ハ其道ヲ得サルヨリシテ人其方向ヲ誤リ學問ハ士人以上ノ事トシ農工商及ヒ婦女子ニ至ツテハ之ヲ度外ニヲキ學問ノ何物タルヲ辨セス
又士人以上ノ稀ニ學フ者モ動モスレハ國家ノ爲ニスト唱ヘ身ヲ立ルノ基タルヲ知ラスシテ或ハ詞章記誦ノ末ニ趨リ空理虚談ノ途ニ陷リ其論高尚ニ似タリト雖トモ之ヲ身ニ行ヒ事ニ施スコト能ハサルモノ少カラス
是即チ沿襲ノ習弊ニシテ文明普ネカラス才藝ノ長セスシテ貧乏破産喪家ノ徒多キ所以ナリ
是故ニ人タルモノハ學ハスンハ有ヘカラス
之ヲ學フニハ宜シク其旨ヲ誤ルヘカラス
之ニ依テ今般文部省ニ於テ學制ヲ定メ追々敎則ヲモ改正シ布告ニ及フヘキニツキ自今以後一般ノ人民華士族卒農工商及婦女子必ス邑ニ不學ノ戸ナク家ニ不學ノ人ナカラシメン事ヲ期ス
人ノ父兄タル者宜シク此意ヲ體認シ其愛育ノ情ヲ厚クシ其子弟ヲシテ必ス學ニ從事セシメサルヘカラサルモノナリ
高上ノ學ニ至テハ其人ノ材能ニ任カスト雖トモ幼童ノ子弟ハ男女ノ別ナク小學ニ從事セシメサルモノハ其父兄ノ越度タルヘキ事
但從來沿襲ノ弊學問ハ士人以上ノ事トシ國家ノ爲ニスト唱フルヲ以テ學費及其衣食ノ用ニ至ル迄多ク官ニ依頼シ之ヲ給スルニ非サレハ學ハサル事ト思ヒ一生ヲ自棄スルモノ少カラス
是皆惑ヘルノ甚シキモノナリ
自今以後此等ノ弊ヲ改メ一般ノ人民他事ヲ抛チ自ラ奮テ必ス學ニ從事セシムヘキ樣心得ヘキ事
右之通被仰出候條地方官ニ於テ邊隅小民ニ至ル迄不洩樣便宜解譯ヲ加ヘ精細申諭文部省規則ニ隨ヒ學問普及致候樣方法ヲ設可施行事。



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コメント
明治維新を世界に発信すべき
明治維新ほど革命的な国を挙げての見事な変化はないですね。
あの嫉妬と血祭りのフランス革命を経ていない国は、いまだ成熟した近代民主主義国家ではないという、ばかばかしい世界的妄想を一掃すべき、わが明治維新を世界に知らしめようではありませんか。
2013/02/09(土) 23:25 | URL | うたのすけ #J8bl0gKU[ 編集]
No title
いろんな意味において、日本の近代化の祖となるべき頭脳が集結していたのがこの明治という時代ではなかったでしょうか。
あの時代すでに日本は国民は国の宝として、全ての国民平等に教育を与えています、あの時代の世界を見たらいかに日本が素晴らしい国であったかということが解ります。
真に頭が良かった、そう思います。

それが続いたのも昭和の初めまで、戦後70年余の間に全て失われてしまったと言っても過言ではないように思います。
今の日本を見るとき政治も、国民個々も人間としての根幹を忘れ、自己主義に走り不平不満、権利のみを主張するありさま。

戦後教育(日教組)において、うまく言えませんが本能のままに生きて、つまり動物化していっている様な気がしてなりません。
とても恐ろしいことです。

教育というものは今日、明日できるものではありません、時間がかかります。
今の日本がこの様になってしまったのにも時間がかかっています。
よって早期の教育改革が必要ですし、そのためにも日教組解体は必至です。

上からの圧制で、不謹慎ないい方かも知れませんが人間を飼う事はできます。
しかし、それでは人間ではありません。
今日本は変らなければ近い将来、今日本に難癖つけて来ているお国のようにならないとも限りません。

安倍政権を何としても守らなければなりません。
2013/02/09(土) 22:16 | URL | 桜子 #PyZMa2bE[ 編集]
子供を子どもと書くのはやめましょう、無知蒙昧な言葉狩りです。
最近、民主の子ども手当で何故『供』の部分をかなにするのか、訝っていましたが、供える、の意味だから避けているそうです。馬鹿馬鹿しい発想ですね。その伝で言えば、国民とか市民の『民』は、下賤の民が、為政者に目を矢で射抜かれている象形文字ですよ。これも『国みん』などと表記しますか?

所で、小生の地元の小学校は、創立110周年を去年、迎えましたが、二宮尊徳像がしっかり立っています。この精神が大嫌いな連中がこの国に居るとは、信じられませんね。皆さんも偽装日本人には注意し、我が国古来の教育観・人生観を取り戻しましょう。
2013/02/09(土) 21:05 | URL | 素浪人 #xo2ligvU[ 編集]
日本のマスコミも韓国叩きしだしたなw
<今週のワイドショー>国際常識通用しない中国、韓国―痛感させられた1週間
http://www.j-cast.com/tv/2013/02/09164765.html

韓国にも困ったものである。対馬の寺から仏像を盗んだ窃盗グループが韓国で逮捕され、仏像も無事に回収されたのだが、
今度は韓国仏教最大勢力の曹渓宗が「日本に返すな」と騒いでいるというのである。その昔、仏像は韓国で造られ倭寇らが奪っていったものだから、
自分たちに所有権があるという主張である。「韓国あきれた横車!対馬から窃盗の仏像『返すな。もとはこっちのもの』」(「モーニングバード!」)というのだが、
仏像が彫られたのが朝鮮半島であったという証拠はないし、仮にそうだとしてもなぜ曹渓宗のものなのだろう。

>無視すればすねるし、おだてれば図に乗るし、怒れば騒ぐし…困った隣人たちである。(テレビウォッチ編集部)
>無視すればすねるし、おだてれば図に乗るし、怒れば騒ぐし…困った隣人たちである。(テレビウォッチ編集部)
2013/02/09(土) 20:42 | URL | 連呼リアンの泣き所 #amXlFcx2[ 編集]
とんでも中国
中国は日本の自衛隊艦船に攻撃用のレーダーを照射したにも関わらず日本の捏造だと嘯いています。日本政府は証拠のデータを公表する検討をしています。今まで日本は中国を刺激しないための配慮をしてきたが、日本に対して配慮する民族ではありません。

下記のデータは中国農産物の汚染データです。多くの中国産農産物が輸入されています。が、中国は土地や水の汚染で人が口にできるような野菜を作ることが出来ません。日本のように基準を厳しくすれば野菜そのものの出荷が出来なくなります。厚生労働省は輸入品の検査を行っているのでしょうか。

       中国の安全食品の
       汚染限度(MG/L)   日本の基準(MG/L)
カドミウム    0.40         0.01
水銀       0.35         0.0005
ヒ素       20           0.01
鉛        50           0.01
クロム      120          0.05
BHC       0.5          0.0025
DDT       0.5          0.0125
2013/02/09(土) 17:29 | URL | にっぽんじん #-[ 編集]
No title
人は生まれながらにして人間として自然に育つものではありません。まったくおっしゃるとおりです、よって親の子育ての失敗、妙な教育環境によって、まっとうであるべきものが見事に“洗脳”され“売国の意味”を知ることもなく“売国亡国の道、まっしぐら!”になるのです、シナ、南北朝鮮がまさにそれです。よって野蛮人は自国の間違った正義を信じ込み、平気で日本人を襲うのです。かの国々とまともに付き合ってはなりません。明治の教育こそが我が国を守る原点だと確信いたします、貴重な情報、有り難うございました。
2013/02/09(土) 17:29 | URL | 団塊の世代の後輩 #-[ 編集]
YouTube講義の時代!?:いい講義とはかくあるべし?
しかし、この教育上の問題については、私はこう考えている。最善の教育というものは、いい学生といい教師との間に、直接の特別のつながりがある場合ーー学生が考え方を論じ、ものごとについて考え、ものごとについて語るーーそういう場合にのみ可能だということを認識するよりほかにないと考えている。講義に出たり、また出された問題をやったりするだけでは大した勉強はできない。しかし、現代は教えるべき学生の数があまりにも多く、この理想に代わるものを求めなければならない。その意味で、この講義も若干の貢献をするところがあるかも知れない。どこか、目立たないところに独特な個性的な教師と学生がいて、この講義から若干の刺激や考え方などを吸収しているのかも知れない。彼らはそれを考え考えーーさらにそれを発展させることに夢中になるのではあるまいか。

ーーリチャード・P・ファインマン、1963年6月

ーー
みなさん、こんにちは。

私は、大学4年、日本の大学院5年、米国大学院4年と学んだから、計13年と非常に学園生活が長かった部類の1人である。普通の博士は、大学院を卒業すると企業に入るから、長くて9年。

私は1990年にユタ大を卒業してから富士通に入り、2年で理研に移り、ポスドクの任期満了で3年でフリーとなった。それ以後、直接大学の正規のフルタイムの職員になったことはないから、23年ほど大学の授業のことは知らない。まあ、時に数ヶ月クラスを持ったということはあったが。

一方、運良く大学に研究職員として残る事ができた人は、そこからは今度教える側として、何事も問題なければ、定年退職まで数十年と大学にいるだろうから、ずっと大学で人生を過ごすことになる。そうして、それ以前に学んだ蓄積を元に、自分の専門の研究とそれにまつわる分野の教育を両立して行うという、いわゆる「大学教授」生活に入るわけだ。

今日、偶然に最近の大学の講義のYouTubeがあることを知ったので、今回はそれをメモしておこう。以下のものである。

http://quasimoto.exblog.jp/19761469/
2013/02/09(土) 14:09 | URL | 井口和基氏の公式ブログ #wn9momzY[ 編集]
甲野善紀‏@shouseikan
今日は十両上位のO関が久しぶりに受講

「肘を傷めているので、今日は見学だけにします」との事だったが、私が「屏風座り」を実演し、相撲の常識ではあり得ない、両足が揃った上、やや後傾しているような姿勢で相手に押されて、少しも押されず、逆に相手を崩している事に、どうにも納得がいかないような気配だった。

そこで、「どうです?試してみたくなったでしょう?」と2度3度ふっているうちに、さすがにどうにも納得いかなくなったのか、「では、ちょっといいですか」と立ち上がってきて、カーペットの上で私と取り組む。

肘を傷めているとの話だったので、私も悪化させては悪いと思い、さすがにちょっと自信はなかったが、ガップリと胸を合わせた状態で押してもらい、「屏風座り」で耐える実験をしてみた。

今までは、そういった時、首の後ろに親指の背中を引っ掛けて耐えるようにしていたのだが、大きな首で引っかかりが、わるい!

その上、O関から「まわしを持った状態でやってもらえませんか」との注文も出たので、今までやった事はなかったが、着物姿のO関の帯に手をまわして掴み、そこで押してもらう。

やってみると、ちょうどうっちゃりのように私は押されず、私の体が入れ替わる。

O関には大変驚かれた。まあ、たしかにかたや本職で、十両の上位から幕に上る可能性もある力士であり、体重は60キロをきっている私の倍は優にあり、140キロほど。
年令は私の半分。常識にみれば、その2人が胸を合わせた状態で押し合い、なおかつ相撲常識から見ればあり得ないような、両足が揃ってなおかつ後傾しかけているという状態で、耐えるのだから、たしかに驚かれるだろう。

まあ、とにかく昔は夢のまた夢であった、現役力士と組み合って奇襲戦法ではなく、まともに当たっているようで、実は「術」による技という事が少しずつだが現実味を帯びてきはじめた。さらに工夫をしていきたいと思う。





2013/02/09(土) 14:02 | URL | ツイッター #ybUpJMn6[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2013/02/09(土) 13:50 | | #[ 編集]
No title
「何のために勉強をするの?」
「いい学校に行って、いい会社に行くためだよ」
使い古されたやりとりですね。

勉強をするのは誰かに幸せにしてもらうため、
といった姿勢が見えます。

それに対し、
「それぞれの才能に応じて勉強することで、はじめて生活を支え、資産を築くことができるからです」
との言葉は、自分の足で立ちなさいということを諭しています。

今日も良い記事をありがとうございました。
2013/02/09(土) 12:54 | URL | 天竜 #-[ 編集]
私は昭和40年代に小学生でしたが、あの頃は良くも悪くもいい時代でした
ちょうどヒッピー文化が街中を賑わしていた頃、振り返って一番の失敗、それは日テレ系の青春ドラマにはまってしまったこと
(青春とはなんだ~われら青春の流れ)
あのドラマで行くと真面目に勉強している者は青春を無駄に過ごす者
正しくは勉強せずにだらけた生活だが、友情第一
すっかり騙された拙はそのノリで高校時代も部活に明け暮れる日々、推薦で名の知れた大学にも合格し進学するも、所詮遊び癖がとれず目標もなく自主退学
自分の人生、唯一の後悔は勉強が出来る環境にある中、無駄に過ごしてしまったこと
反面教師で子供たちには文武両道を掲げて応援しました
おかげさまで3人とも現在、大学や大学院で頑張っています
私的な話を長文にて失礼しました
ただ、言いたかったのは平等に勉強が出来るこの環境に感謝して学んで欲しいということ(自虐教育除く)

因みに「夕日が丘の総理大臣」出演の藤谷美和子は可愛かったな
2013/02/09(土) 12:35 | URL | 下町キング #-[ 編集]
No title
明治維新後に作られた様々な新しい法制度に、国民全体が理由は理解できても自分に降りかかる、直接の不利益に耐えることは、本当に辛かっただろうと思います。しかし、理想を目指そうとするのは、このときを抜いて考えられなかっただろうと思います。

性教育のすすめは、説明の方向がどこにあるのか分かりませんでした。
離婚は、結婚前に配偶者と自分のことがすべて分かっていれば良いのですが、これが結婚後に判明することがあります。誰だって、出来れば離婚は避けたいと思うのですが、それにも限界がありますし、中にはDVなんてものもあり、離婚のすべてが悪いことではないと思います。
その場合に、間に生まれた子供はどうなるのかと言うことですが、少なくとも学校教育の中で、差別され、苛められるようなことを助長してはいけない。そのために、離婚はすべてが悪いことではないと、教育することは必要だと思います。
しかし、説明する方向がこれでは、子供は勘違いすることもあります。まして、不倫は・・・・・・
性教育は、難しいです。
2013/02/09(土) 12:04 | URL | ポッポ #-[ 編集]
ねずさん、今朝も素晴らしいお話しをありがとうございました♪
毎日素晴らしいのですが、今日は特別賞です。
私は日本人同士で戦った明治維新が、どうしても理解できません。
ですが、
廃藩置県ということが
>260もの藩がなくなるということは、260の大名がその身分を失い、さらに全国に194万人いた武士が失業するという事態です。
であり、
ねずさん流口語訳の「学制序文」を読んで、戦前の教育が何を目指していたのかを知ると、学校やテレビドラマや映画や小説で教えてもらえなかった、大切なことがわかるような予感がします。

これからも、このあたりのお話しをよろしくお願いいたします☆
2013/02/09(土) 08:36 | URL | 春待人 #-[ 編集]
歴史が自分に関わる物だという認識
確かに歴史の授業はつまらなかったですね!
事件の名称や起きた時期、地域を覚えるだけで、その背景にある物語にはほとんど触れていませんでしたから。
限られた時間の中で教えるのが難しいといえばそれまでですが、せめて歴史に興味を持ち、後々自分で調べていくきっかけを与えてくれたらと思います。
ネットでも書籍でも左翼や在日の変な内容が溢れていますが、彼らはほとんど直接の被害にあった方達ではありません。
なのに過去をことさらに酷く罵り続ける。
個人として考えなければ、これは「自分の祖父がお前の祖父に殴られた。だから孫の俺にお前は謝らなければならないお前の子供も孫も未来永劫!」と言われてるようなもので、こんなことを個人で言う人がいれば、よっぽど偏狭で異常なことだと気付くのに、これが国のこととなると感覚が鈍くなってしまう。
自分たち一人一人の集まりが国であり、国が侮辱されるということは自分達が侮辱されているんだということになかなか結びつかないんでしょう。
国のことは自分のことであるのに他人事のように感じてしまう風潮をなんとかしたいものです。
2013/02/09(土) 08:21 | URL | クボタ #-[ 編集]
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
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台灣民政府
台湾民政府
サンフランシスコ講和条約で、日本は台湾に関して処分権は連合国に提供しましたが、領土の割譲は行っていません。条約以降、連合国も日本も台湾の処分先を決めていません。つまり台湾はいまも日本であり、台湾にいる1500万人の戦前からいる台湾人は、日本国籍を有する日本人です。私は台湾民政府を支持します。
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コメントをくださる皆様へ
基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメントは、削除しますのであしからず。
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コメントをくださる皆様へのお願い
いつもたくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
ほんとうに皆様のコメントが、とっても嬉しく、かつありがたく拝読させていただいています。

議論というものは、すくなくともこのブログのコメント欄が、国政や地方自治、あるいは組織内の意思決定の場でなく、自由な意見交換の場であるという趣旨からすると、互いに互譲の精神を持ち、相手を尊敬する姿勢、ならびに互いに学びあうという姿勢が肝要であると存じます。

私は、相手に対する尊敬の念を持たず、互譲の精神も、相手から学ぼうとする姿勢も持ち合わせない議論は、単なる空論でしかなく、簡単に言ってしまえば、単なる揶揄、いいがかりに他ならないものであると断じます。

ましてや、自分で質問を発したものについて、それぞれお忙しい皆様が、時間を割いて丁寧にご回答くださった者に対し、見下したような論調で応対するならば、それは他のコメントされる皆様、あるいは、それをお読みになる皆様にとって、非常に不愉快極まりないものとなります。

従いまして、謙譲・互譲・感謝、そして学ぶという姿勢のない連続投稿、粘着投稿に類する投稿をされた方については、以後のコメント書き込みを、管理人である私の判断で投稿の禁止措置をとらせていただきますので、あしからずご了承ください。
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