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素性法師に学ぶ日本の将校の心

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素性法師
20151113 素性法師


『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』が日本図書館協会の選定図書に選ばれたことを記念して、今回はその百人一首から21番歌の素性法師(そせいほうし)をご紹介した内容を、昨年、偕行社の会報誌「偕行」に掲載いただいた記事でご紹介したいと思います。

以下にご紹介する素性法師の歌の紹介文は、私の著書の百人一首本と、内容は同じですが文体が異なります。
「偕行」は、旧陸軍士官クラブで、軍関係者が多いことから、である調の文体になります。
軍は、出来る限り「簡にして要を得る」ことが肝要で、そのため文章も「わかりやすさ」より「しまり」が優先されます。
そんなことから文体がかなり異なります。

ところがその陸軍では、昔から将校、兵の区別なく、みんなで和歌や俳句を親しむ伝統があります。
いつ死ぬかわからないという、常在戦場の中に生きていると、軽はずみなお笑いなどにはまったく感心が向かなくなるのだそうです。
むしろ、何故生まれたのか、何故死ぬのか、何のために生きているのかといった生死に直面した状況の中にあって、自分の生きた証を、31文字の歌にギュッと凝縮する。
そこに自分の生きた証を残す。
そういうことにむしろ本気になるのだそうです。

実は、私は、この文の寄稿にあたり、陸軍の刊行書なのに、あえて事例として海軍のことを書かせていただきました。
すこし極端な言い方をすると、あえて反感を買いやすい書き方をさせていただきました。
「半世紀以上にわたって、和歌に親しんで来られた諸先輩の中で、あえてそういう書き方をして、それでも内容が認められて本物といえる。」 そんな気持ちからでした。

ですからはじめ陸軍士官学校出の先輩も、「これはホントかね」という気持ちを持たれたそうです。
ところが、何度か読み返すと、これ以外にない。そこで自信をもって編集会議に提出したら、他の編集委員の方々も、同じ反応で、一様に最初すくなからぬ抵抗があったけれど、読み返すと納得する。
また掲載後は、読者の方から「我が意を得たり」との感想が寄せられたといいます。

私共の年代になると、忠告をいただける機会が少なくなります。
とりわけ文章は自分の内面世界ですから、そこへの評価は難しいものです。
褒めていただけるのは嬉しいことですが、政治的な褒め殺しの場合もあります。
けなされたりご忠告をいただくことは悔しいことですが、良心からの場合もあれば、政治的に潰そうとする意図的な「忠告」もあります。

ですから自分に厳しくあるためには、予めお読みいただく方の抵抗を想定し、それを乗り越えることができるかという枷をはめ、挑戦していくしかないのではないかと思っています。
これはスポーツジムで肉体にストレスを与えて体を鍛えるのと同じです。
自分の文にストレスを加えて、自分の文を強化します。
だから、文を書くことは、日々、訓練であり、戦場です。ねずブロも著書も、自分にとっては戦場です。
ただし、それは自分の魂を鍛え、磨くための戦いです。


古事記から読み解く 経営の真髄 小名木善行


 *

戦前戦中戦後にかけて、多くの軍人さんや元軍人さんたちに愛され続けたものに和歌や俳句がある。
『偕行』でも毎号たくさんの文芸作品が掲載されている。
外国にないことだが、なぜ、これほどまでに短文字の詩歌が愛され続けているのだろうか。

古来、和歌や俳句はあらゆる日本文化の原点と言われてきた。
なぜなら古典といわれる和歌や俳句は、その文字上に書かれていることだけではなく、その文の外に歌意があるからである。

たとえば和歌には上の句と下の句がある。
その上下の句はいわばベクトルである。
そして上下の二つのベクトルで指し示した三角形の頂点、そこに作者の真意があるとされてきたのである。
歌を読む者は、その二つのベクトルで、詠み手が真に言いたかったこと、伝えたかったことを読み解く。
そしてその本当の歌意味に気付いたときに、読み手は大きな感動を得るのである。

こうした文字に書いてないところにある真意を読み解く、あるいは察するという文化こそが、実は、現代にもある、日本人の思いやりの心や、相手への細やかな気遣い、気配りに通じているのである。

ひとつ、例をあげたい。
小倉百人一首にある素性法師の歌である。

 今来むといひしばかりに長月の
 有明の月を待ち出でつるかな

この歌は、現代語に直訳すれば「すぐに帰って来るよと、あの人は言って出て行ったけれど、あれから長い月日が経って、とうとう晩秋の明け方の月になってしまいましたわ」という女言葉の歌である。
最近の百人一首の解説書をみるとこの歌は、坊さんが女言葉で歌を詠んでいるから、この歌を詠んだ素性法師はいわゆるオカマのオネエに違いなく、彼氏が出て行ったきり帰ってきてくれないことを嘆いているのだと解説しているのを見かける。

以下は私の解釈である。

この素性法師は、坊さんになる前は、俗名を良岑玄利(よしみねのはるとし)といって、左近将監(さこんのしょうかん)であった人である。
左近将監というのは、近衛大将(左近衛大将・右近衛大将)の一角で、同じ役職をいただいた歴史上の人物といえば、徳川家康がこれにあたる。
戦前でいえば陸軍大将、戦後であれば陸自の幕僚長に相当する高官である。

そのいわば陸軍大将が、官位を捨て、家も捨てて出家している。
出家は、この世の生を捨てて生まれ変わって別な存在(仏に帰依した僧)となるということを意味している。

問題は、なぜ良岑玄利は、身分を捨て家を捨てて、出家して法師になったのかである。
身分からすれば、徳川家康公が、その地位を得た後に、お坊さんになって出家するようなものなのである。
これがたいへんなことであることは想像に難くない。

もともと素性法師は、9~10世紀初頭にかけて生きた人である。
藤原純友の乱など、諸国で争いが相次いだ時期にあたる。
そういう時代にあって、良岑玄利は陸軍大将(左近将監)の要職にあった。
彼が左近将監をしていた時代の戦が、具体的にどの戦を指すものなのかは、はっきりとはわかっていない。
ただ歌に「有明」と出てきていることから、地名と夜明けを掛けて九州での大きな戦であったのかもしれないが、それは歌からはわからない。

ただ良岑玄利はその戦の最高責任者として指揮を執ったのであろうことは、役職上、当然のことである。
そして戦となれば多くの血が流れる。

戦いは、良岑玄利の名指揮によって、勝ったからこそ彼は都に戻れたのである。
けれどその戦のあと、良岑玄利は出家し、戦で亡くなった兵たちの家を一軒一軒、尋ねてまわって、その家の仏壇に手を合わせ、経を唱える旅をしているのであろう。
旅をしたという具体的な記録があるわけではないが、歌が、そのことを如実に物語っている。

なぜならこの歌は、女性の言葉で書かれた歌である。
彼が諸国を訪ね歩いたある日、尋ねて行った先は亡くなった兵の家である。
そこにいたのは、兵の妻なのか母なのか、姉なのか妹なのかはわからない。けれどその女性が、
「あの人(子)は、戦に出発するときに、今度の戦いは、簡単な戦だから、きっとすぐに帰れるよ(今来む)と言いのこして出て行ったんですよ。
だからきっと帰ってきてくれるに違いないって、ずっと待っていたのです。
あれから何カ月も経ちました。
もう晩秋です。
有明の夜明けに月が出る季節になってしまいました。
それなのに、あの人はまだ帰って来てくれないんですよ」。

そう言って、眼に涙を浮かべる女性の前で、ただうなだれるしかなかった、出家した元左近将監・・・。
この歌は、そのことを詠んでいるのであるかと私は思う。

そして旅を終えた素性法師は、その後、仏門の世界で権律師(ごんのりっし)になっている。
権律師は、坊さんとしては、僧正、大僧都(だいそうず)に続く高僧である。
素性法師の、そうした姿があったからこそ、彼は万人が認める高僧となったのである。

この素性法師のような話は、日清、日露、あるいは支那事変や大東亜戦争の時にも、たくさん残っている。
松井岩根大将もそのひとりで、大将は戦地の岩を取り寄せて興亜観音を寄進した。
乃木大将は日露戦争の戦没者のために、全国の神社に「忠魂碑」を寄進し、全国の慰霊の旅をされている。
少し古い話ならば、戦国時代の名将が、出家して仏門に入り、なくなった将兵の御霊を安んじることに生涯を捧げたという話なども、たくさん残っている。

以下は大東亜戦争で特攻隊を送り出した玉井浅一司令のことである。
司令は戦争が終わった昭和22年の猛暑の日、愛媛県の関行男大尉の実家に、大尉の母のサカエさんを訪ねて、関大尉の母に両手をついて深く頭を下げると、次のように言ったという。

「自己弁護になりますが、簡単に死ねない定めになっている人間もいます。
私は若いころ、空母の艦首に激突しました。
ですから散華された部下たちの、その瞬間の張りつめた恐ろしさは、少しはわかるような気がします。
せめてお経をあげて部下たちの冥福を祈らせてください。
祈っても罪が軽くなるわけじゃありませんが」

この後、玉井司令は、日蓮宗のお坊さんになった。
そして海岸で平たい小石を集め、そこに亡き特攻隊員ひとりひとりの名前を書いて、仏壇に供えた。
そしてお亡くなりになるその日まで、彼らの供養を続けられている。

昭和39年5月、江田島の海軍兵学校で戦没者の慰霊祭が行われた。
そのとき日蓮宗の導師として、枢遵院日覚という高僧が、役僧二人をともなって着座した。
戦友たちは、その導師が玉井浅一さんであることに気づいたという。

玉井さんの前には、軍艦旗をバックに物故者一同の白木の位牌が並んでいた。
位牌に書かれたひとつひとつの戒名は、玉井さんが、沐浴(もくよく)をして、丹精込めて、何日もかけて書き込んだものであった。

読経がはじまると、豊かな声量と心底から湧きあがる玉井さんの経を読む声は、参会者の胸を打った。
来場していた遺族や戦友たち全員が、いつのまにか頭を垂れ、滂沱の涙を流した。
会場に鳴咽がひびいた。
導師の読経と、遺族の心が、ひとつに溶け合った。
その年の暮れ、玉井浅一さんは、62年の生涯を閉じた。

武将であれば、国を護るために戦わなければならない。
けれど戦えば、敵味方を問わず、尊い命をたくさん失うことになる。
戦えば人が死ぬのは当たり前と、人の命をなんとも思わない将軍や王が、世界の歴史にはたくさん登場するが、日本の将は、昔も現代も部下たちの命を、どこまでも大切にしてきた。
この素性法師の歌は、そういう日本の武人の心を、見事に象徴しているのである。

この歌を百人一首に選んだ藤原定家は、この歌の詠み手の名前に、元の左近将監だった頃の良岑玄利の名ではなく、そっと「素性法師」と添えている。
その心、それが、古来変わらぬ、日本人の心なのだと思う。

人には言葉にできない思いがある。
その言葉にできない思いを描くために、万言を用いるか、それとも短い言葉にその思いを凝縮するか。
それは文化の違いといえるかもしれない。

日本人は、たった三十一文字の和歌の中に、伝えたい思いを凝縮する技術を築いた。
そしてその和歌の心が、いまなお、偕行社の多くの会員の心の中に息づいているのである。

※『偕行』は陸の会誌で、陸軍の將には出家された方が何人もおいでになり、それぞれにエピソードがある。
ここでは陸海を超えて日本人の武人の心を描くという意味であえて海の玉井司令の逸話をご紹介させていただいたことを付け加える)

※偕行社刊『偕行』平成26年11月号掲載

 *

日本には、諸外国にない素晴らしい歴史伝統文化があります。
他所の国の批判の前に、私たち自身が日本人としての自覚と誇りを取り戻すこと、そのために日本人として生きた先人たちの心を学ぶこと。
そうすることで、揺るぎない心が育つのだと思います。

それは、日本人が日本人としての魂を取り戻すための戦いです。
そして日本人にとっての戦いとは、敵を倒すためではなく、どこまでも正しい道を得るためであり、戦いの最中でも、その前後においても、常に御霊の薫陶のための戦いであるのだと思います。


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コメント
戦後の難き日々を生きた人々の老後の思い
夫の叔父は、戦艦大和の通信兵で大和とともに今も海に沈んでいらっしゃいます。
私が昭和二十年四月七日が特別な日と知ったのは平成十五年頃でしょうか、その日に東京からの電話で「○○さん(夫の叔父)を、今でも懐かしく有難く思っている」という老婦人のお話をお伺いしたからです。
その老婦人からの御電話には失礼の無いよう応対してメモをし、帰宅した夫に話したところ、「そー言えば、戦後戦艦大和の戦没者遺族にどーたら、こーたらと連絡があったそうだけれど、あれは一体なんだったんだ」としか言わないので私もそれ以上何も言いませんでした。
お電話の老婦人と戦死なさった方(夫の叔父)とは従兄妹だったそうで、それから何年か四月七日になるとお電話をいただき、彼女の話をまとめると、私も戦後の復興に努力し今あの世へのお迎えが来る年になったが戦争で命を落とした方々には感謝してもしきれないというような内容でした。

戦艦大和には、日本人の物語が満載されていますね。
2015/11/14(土) 20:13 | URL | 猫めでる婆 #yDdMpUos[ 編集]
『パリ同時多発テロに明日は無い』
2015/11/14(土) 17:34 | URL | 【黒の巣】 #ulYx6Mu6[ 編集]
古事記から読み解く 経営の真髄
 いつも読ませていただいては、感心させられ、納得させられ、考えさせられて、有難うござます。今日は読むというより、【古事記から読み解く 経営の真髄 小名木善行】のビデオを、興味深く視聴させていただきました。
 言われてみると、そういうことか、感慨深い思いです。不勉強で、古事記、日本書紀は高校時代写真で書籍の表を見ただけくらいのものでしたので、尚更興味深いものがありました。

 私ごとで恐縮ですが、10年近く前に少々先を急いで逝った妻が、国文科の学生時代に専攻したのが古事記でしたことを思い出し、興味は更に昂じたようです。生きていれば、「お前、知ってるか」と少々威張れたかもしれないことを想像しながらの小一時間でしたので、重ねてお礼を申しあげます。
 
 帰国したら、是非とも講演会に主席したいものと、いつも思っております。ご活躍を祈念申しあげます。
2015/11/14(土) 16:50 | URL | katsukazan #-[ 編集]
台湾台北市でデモ行進
http://usmgtcg.ning.com/forum/topics/2015-11-15
明日15日 台湾時間午後1時~5時
・日本は本土台湾人の祖国です
・被占領地の人民に対する徴兵は違法です
・台湾の地位正常化こそ唯一の解決方法です
・台湾の地位はサンフランシスコ平和条約で確定しています
・米国は台湾の主たる占領国です
・我達は中国人では無く本土台湾人です

ナショナルプレスクラブで記者会見
中華民国が台湾でサンフランシスコ講和条約締結前に行った
1946年の国籍変更命令は国際法違反&人権侵害で無効
https://www.youtube.com/watch?v=g7rKWhQwZ8M

・台湾民政府とはどんな組織ですか?
・何を目標にして活動しているのですか?
・インターネット等で『詐欺集団』という噂も流れている、
 どういう風に考えておりますか?
https://www.youtube.com/watch?v=8971RxY_r7U
2015/11/14(土) 15:50 | URL | 子無零 すこぴお #3un.pJ2M[ 編集]
日本の心、思い遣りの心
日本時間の今朝未明、現地時間の金曜にパリで大規模なテロ事件が発生し、沢山の人が犠牲になりました。世界では今もなお憎しみに振り回される人々が多いです。
翻って日本の歴史や文化を見れば、他人を思い遣る心に溢れています。人は研鑽によりその境涯まで至れるという事。それを具体例を以って、生きた見本として諸外国へ示していく事ができるのは日本人だけでしょう。
日本の心を伝えていくのは日本人として生まれた者の務めだと思います。
2015/11/14(土) 15:11 | URL | #-[ 編集]
先行投資
河野行革担当大臣が「スパコン京」の開発に「成果が見えない」と苦言を呈しています。説明が足りないと言って投資予算にクレームをつけています。

説明は下記で十分です。
河野大臣の大学進学投資は「成果が見えないから投資すべきではない」と言われて何と答えるでしょうか。将来大臣になるための投資だと言って誰が信用するでしょうか。

科学技術への投資は将来への先行投資です。先行投資は「未来への投資」であって成果が見える短期投資ではありません。それが理解できないなら河野大臣への投資は失敗です。
2015/11/14(土) 15:08 | URL | にっぽんじん #-[ 編集]
No title
戦争が勃発すると、そこへは軍隊が派遣されます。軍隊は指揮官とそれに従う兵隊があり、戦闘になりますと、寄り合い手形に被害を与えた方が勝者となりますけれど、勝者、敗者に関わらず戦死者と戦傷者が発生します。

戦死、戦傷のない戦争になると良いのですが、それよりも戦争のない世界の方が良いのは当たり前なのです。しかし、より多くの領土や富を求める国家のある限りは、どうにもできません。また、侵略者からの戦闘を避けて、とにかく降伏することも可能ですが、その場合には侵略者からの侵奪と弾圧の結果、戦争以上の被害を受けることもチベットや東トルキスタンを見ますと、不思議ではないことです。


避けられない戦争はやるしかないし、そのときの戦死傷者が発生しないように十分な訓練を行い、万が一には本人と家族の悼みをみんなで分かち合うしかない。

それ以前に、寄らば切るぞで侵略されないように国力(軍事力)を充実するしかないと思います。
無防備都市宣言で降伏すれば侵略者から保護されると考えることは、侵略者の手間を省くだけで後日の弾圧によって、戦争するよりも被害は大きくなるでしょう。

日本を絶対悪だとする現憲法では、平和を愛する諸国民からの侵略には対抗できません。(竹島を見れば分かります。)
それ以前に、国は国家と称する限り国民を守る義務があると思いますが、この憲法はそれを保障していません。



慰安婦問題については、日本と大韓民国の間では全く話し合われたことはないと思っていたのですが、そうではなかったようです。

1953年5月19日に開催された日韓の請求権委員会の第3次会議において、「また、韓国女子で戦時中に海軍が管轄していたシンガポール等南方に慰安婦として赴き、金や財産を残して帰国して来たものがある。軍発行の受領書を示して何とかしてくれといって来るので社会政策的に受取を担保にして金を貸したこともある。」との、文言がありました。

これは、言わば「慰安婦という名の高級で蓄財できた売春婦の財産」を保護したとの意味だと思います。
これを横から考えますと、慰安婦が強制連行されて姓奴隷となっていたものならこんなことを言う前に、強制連行と姓奴隷に収入があるはずもないので、ただ働きであったことの補償を主張していないのはおかしいでしょう。

要求しているのは、戦地に残した財産を返して欲しいということですから、これは強制徴用でも姓奴隷でもない、慰安婦の募集に応じた女性の主張です。
これは、近年のアメリカによる慰安婦の調査による結果と、同じ内容です。

日本の歴史は事実によって作られます。
朝日新聞が捏造し、韓国が主張する慰安婦の状況は、彼らの希望する偽りの歴史認識です。
政府は毅然として事実に基づいた主張を行い、彼らの希望を完全に否定した行動をとらない場合、国民は政府を信用できなくなると思います。


また、この会議の際には対日請求として、被徴用韓人未収金等についても議題に上っていました。

このことは、11月13日にソウル中央地裁において判決の出された、韓国人元労働者7人が新日鉄住金(旧日本製鉄)を相手取り損害賠償も間違いであったことになります。
韓国人元労働者は、国を相手に裁判を起こすことです。
2015/11/14(土) 12:01 | URL | ポッポ #-[ 編集]
近衛将監
家康は記録に残る限り、永禄9年に朝廷から徳川の名乗りと従五位下・三河守の官職を賜っています。三河で何とか自立しつつ、今川家と抗争していた25歳のころの話です。その後も左京大夫、右近衛権少将、左近衛権中将、参議、大納言、左近衛大将・左馬寮御監、内大臣、太政大臣と昇っていきます。

一方、近衛将監は四等官でいうの判官(第3位)に当たり、位階では従六位上に相当します。家康が就いたどの官職よりも下位のものです。徳川家康が近衛将監に任官したとは思われません。家康は近衛府の少将、中将、大将(これはすぐに辞任)に就いていますからこれと混同されていると推察します。家康の時代の任官は名前だけですけど。

近衛将監は正月の叙位で叙爵される習慣があり、毎年1名が従五位下に叙されました。殿上人ですから十分に偉い人ですが幹部とは言えず、将監以下を指して近衛舎人、官人、陣官と呼んだりします。要するに現場の実務者ですね。将監は、昭和でいえば陸軍大佐ぐらいには偉いはずです。大佐といえば師団長相当ですが、これは親任官でした。

現場の指揮官だからこそ戦場の実態を知り、亡くなった兵たちを弔ったであろうというご説には説得力があるように思いました。
2015/11/14(土) 11:16 | URL | 斎藤左近大夫利政 #-[ 編集]
No title
反感を恐れずに文章が書けるとは、ねず先生、心臓が強いですね。到底真似できません。(「ほめ殺し」じゃないですよ!)
 立場が違っても「誠」があれば気持ちが通じるというのは、本当にありがたいことです。
2015/11/14(土) 10:07 | URL | 大和守祥易 #n08XGfOg[ 編集]
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
静岡県出身。国史啓蒙家。倭塾塾長。日本の心をつたえる会代表。日本史検定講座講師&教務。
連絡先: nezu3344@gmail.com
著書
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』第1巻〜第3巻
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』
日々、先人たちへの感謝の心でブログを書き綴っています。それが自分にできる唯一のお国への、先人たちへの、そしていま自分が生かさせていただいていることへのご恩返しと思うからです。こうしてねずブロを続けることで、自分自身、日々勉強させていただいています。ありがたいことです。

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ましてや、自分で質問を発したものについて、それぞれお忙しい皆様が、時間を割いて丁寧にご回答くださった者に対し、見下したような論調で応対するならば、それは他のコメントされる皆様、あるいは、それをお読みになる皆様にとって、非常に不愉快極まりないものとなります。

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