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大国主神と蛇の部屋

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20160716 大国主神と蛇の部屋


大国主は国の譲渡の条件として、
「私の住処(すみか)として、大地の底まで宮柱が届き、高天原まで千木が高くそびえ立つほどの、大きく立派な神殿を建ててください。そうすれば私はそこに隠れましょう」と申し出ています。
そのことでご創建されたのが出雲大社(いずもおおやしろ)です。
出雲大社も伊勢神宮と同様、いつご創建されたのか、その年月はわかりません。
わからないくらい古い昔に建てられたからです。

さて、その国譲り神話は、
わが国が国家という大きな単位においても、戦(いくさ)ではなく話し合いで事態を解決する精神や、
敗れた側を皆殺しにしたりするのではなく、その名誉を讃え尊重し顕彰するという
日本的心の教えとして紹介されることが多いです。
けれども実はもうひとつの大切な教えがあります。

そこで大国主神話を簡単に振り返ってみます。
はじめに大国主神は、因幡で怪我をした白ウサギを助けました。
これが有名な因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)の物語です。
怪我をして困っているウサギを、大国主神が助けたというお話です。
古事記では、大国主神のこの頃のお名前、つまり若いころのお名前を「大穴牟遅(おおなむち)」と書いていますが、ここでは、わかりやすさを優先して、すべて大国主神で統一して書きます。





大国主神は困っているウサギを助けただけでなく、ウサギの治療まで行っています。
つまりこの頃の大国主神を古事記は弱い者を助けるやさしさと、
医療の知識を持った青年として描いています。
さらにウサギを助けたあとには、隣国の八上比売(やがみひめ)という美女と結婚しています。
つまり女性からも好かれる良い青年でもあったわけです。
皆様の同級生にも人一倍勉強ができてスポーツも万能という非の打ち所のない優秀な生徒がおいでになったのではないでしょうか。

しかも大国主神は、ウサギを助ける直前まで、八十もいる兄たちの荷物を全部ひとりで背負って運んでいます。
相当な量の荷物であったろうと想像できます。
それだけの荷物を背負って運べたということは、
ものすごい体力の持ち主でもあったわけです。
ということは、背も高かったのかもしれません。
しかも大国主神は、母からもとても愛された若者です。

ところが、このように、「人柄が良くて頭も良くて美男子で力持ち」というのは、いわゆる「目立つ」存在です。
そして目立つ者は、いつの世においてもイジメられます。
大国主神の場合は、兄たちからよってたかってイジメを受けるわけです。
八十もいる兄たちの荷物を全部背負ったということは、背負わされていたということです。
しかもその大国主神が、八十神(やそがみ)たちが目当てにしていた八上比売と結ばれてしまうわけです。
古来、男の嫉妬と女の恨みほど恐ろしいものはないといいます。
男の嫉妬は暴力的な仕打ちにまで発展します。
大国主神は、八十神たちによって死の危険に遭うほどの酷いイジメにさらされてしまうのです。

このことは裏返しに言えば、この時点における大国主神は、イジメという不条理に対して戦う術を持っていなかったということです。
現代も同じです。
むやみに喧嘩をしたらいけない。
人を怪我させてはいけない。
戦いは避けなければならない。
それらは人の世の良心の発露です。
けれど紙に裏表があるように、抵抗しないとわかれば、逆に嵩(かさ)にかかってその人や国家を、
イジメ苛(さいな)み苦しめて自己の利益を図る者というのは必ずいるわけです。
さらにいえば、人には人を奴隷的に支配することを無常の喜びとする習性があるのだそうです。
つまり、イジメること自体を楽しみ喜ぶ悪い連中というのは必ずいるのです。
世の中はよい人や国や組織ばかりではないのです。

大国主神は優秀な若者として描かれています。
けれど頭が良くて美男子で力持ちというだけでは、
大いなる国の主になることはできません。
どれだけ優秀であっても、優秀なだけでは大いなる国の主となることはできないのです。
何が不足しているのでしょうか。
人が優秀であるということと、大いなる国の主になる者とでは、どこが異なるのでしょうか。
優秀な者はこの世にたくさんいます。
けれど人の上に立つリーダーとなれるのは「限られたひとり」です。
その違いとなるものが、次の展開で明かされていきます。

あまりに酷いイジメを受けた大国主神は、根の堅州国にいる須佐之男命を訊ねて行きます。
その途中で須佐之男命の娘の須勢理比売(すせりひめ)と出会い、恋に落ちます。
ところが須勢理比売が父の須佐之男命(すさのおのみこと)に夫となるべき彼を紹介すると、
須佐之男命は大国主神を蛇の部屋に閉じ込めてしまいます。

その部屋は夜になると毒蛇がウヨウヨと出てくる部屋です。
そのままでは大国主神は蛇に噛み殺されて死んでしまいます。
このことを知った須勢理比売は、大国主神が部屋に入る前にヒレと呼ばれる肩衣を手渡します。
そして蛇が出てきたら、蛇に向かってそのヒレを振るようにと話します。
夜中に本当に蛇が出てきたときに大国主神が言われた通りにすると、果たして蛇は退散していきましたので、大国主神はその後、ぐっすりよく眠れたと古事記は書いています。

蛇の部屋から無事に出てきた大国主神を、須佐之男命は、こんどはムカデの部屋に入れました。そこでも大国主神は、ヒレを使って無事によく寝ることができました。次に蜂の部屋にも入れられましたが、そこでも大国主神は、ヒレを使って無事によく寝ることができました。

三つの部屋をクリアした大国主神を、今度は須佐之男命は野原に誘いました。
そして鏑矢を野の真ん中に撃ちこむと、それを拾ってくるように大国主神に命じました。
大国主神がそのとおりにすると、須佐之男命は野の周囲から火を放ちました。野原は紅蓮の炎に巻かれました。
するとそこに野ネズミが現れて、ここを足で踏みつけろと言うので、その通りにしますと、そこに大きな穴がポッカリと空き、穴に入ると炎は大国主神の頭上を通り過ぎて行きました。

このあと大国主神は須勢理比売を連れて根の堅州国を出て、八十神たちを退治し、さらに八千矛神(やちほこのかみ)となり、さらに周辺の国々を平らげて、大いなる国の主となります。
八千矛神という名は、ものすごくたくさんの槍を持った兵を持つ、大軍の将という意味です。
そして大国主という名前は、まさに大いなる国の主という意味です。
大国主神の国は、東亜全体を包み込むような大国です。
つまり大国主神は、東亜の超大国の大王となったのです。

頭が良くて優しくてイケメンで力持ちでありながら、イジメられる一方、しかも命の危険にまで及ぶような酷いイジメを受け続けていた大国主神は、根の堅州国での経験の後、大将軍となり、大王となっているわけです。
つまり根の堅州国での経験の中に、「優秀な者」と「大王となる者」を分ける大きな資質の違いが、明記されているはずです。

では根の堅州国での出来事は、何を意味しているのでしょうか。
ぐっすり眠ることが出世の糸口なのでしょうか。
穴に隠れて危険をやり過ごすことが、リーダーの条件なのでしょうか。

これは日本の古典文学に共通していることなのですが、ただ表面上に書かれていることだけを読んでも、意味はわかりません。
短い言葉の中に、どのような意味があるのかを察しながら読むことで、その真意が伝わるように書かれているのが、日本の古典文学の特徴だからです。
そして真意は、古事記においては「神意」です。

ここでの答えはすこし考えたらわかります。
はじめに蛇の部屋とあります。
蛇は手も足もありません。
つまり蛇が意味しているのは、手も足も出ない状況であり、それが数えきれないくらいウヨウヨと襲ってくるという過酷な状況とわかります。
そのままなら最早死ぬしかないくらい危険な状況です。
かような状況に陥ったとき、リーダーはどのように対処したら良いのでしょうか。

この答えを得るときに、「ヒレ」にこだわると解釈を間違えます。
この問題提起に際して古事記は「ヒレを振った」と書いています。
しかし、ここで振るものは、ヒレ(肩衣)でなくて、タオルでもハンカチでも御札でも良いわけです。
つまり解決方法は、ヒレという小道具にあるわけではないとわかります。

一方、大国主神と須勢理比売と蛇の3つは代替ができません。
そしてなぜ須勢理比売がヒレを渡そうと思ったかといえば、大国主神を愛しているからです。
そして大国主神がヒレを疑いなく振ったのは、須勢理比売を愛し信頼しているからです。

つまり手も足もでないような苦境に至った時、何を判断の根拠に据えて行動すべきなのかといえば、それは、
「愛する者を護ろうとする心」と、「愛する者を信頼する心」だと説いています。
そしてそれを判断と行動の根幹にしなさいと説いてるのです。

人の上に立つリーダーは、自分ひとりでなんでもできるわけではないし、手も足もでないような過酷な状況は、いつでも何度でも襲ってくるものです。
そういうときに古事記は、「困ったときは、あなたが愛する者を護るためにどうすればよいのか、あなたを愛する者とよく相談して決めなさい」と教えてくれているのです。

ムカデも同じです。
ムカデは蛇と違い、今度は足がたくさんあります。つまり選択肢がたくさんありすぎて、どれを選択したらよいかわからない状況です。
そのとき何を根拠に、何を根幹に据えて行動すべきかといえば、これまた答えは、愛する者の信頼関係と愛する者を護ろうとする心と行動です。

小中学生に「君は将来何になりたいのですか」と聞けば、その選択肢はまさに多様です。何にだってなれる。子供たちにはそのチャンスがあります。
けれど将来何になりたのかを、ただの夢として答えさせるのではなく、自分が将来何をしたら愛する者を護り抜くことができるか、と問えば、それは「志」です。
「ボクはトラックの運転手になりたい!」なら、ただの夢です。
「ボクは父ちゃんの家業のトラックの運転をして迅速な物流の役に立ち、多くの人々に幸せを届け、母ちゃんや妹を護るんだい」となれば「志」です。
夢は自分だけのものですから、はかなく消えても自分だけのことです。
けれど志は、愛する人を支え、護ります。

蜂も同じです。
蜂は刺されたら痛いです。
心身に痛みを受けたとき、何をもとにその痛みから立ち上がるのか。
答えは、愛する者を護るために、できること、必要なこと、しなければならないことは何なのか、それが根幹ということです。

ちなみに似たような状況と対処方法について述べたものに、孟子の『告子下・第十五』があります。

 *

故に天の将に大任を是の人に降さんとするや 故天将降大任於是人也
必ず先づその心志(しんし)を苦しめ    必先苦其心志
その筋骨を労し              労其筋骨
その体膚(たいひ)を餓やし        餓其体膚
その身が行ところを空乏せしめ       空乏其身
行ひ為すところを払乱せしむ        行仏乱其所爲所

心を動かし性を忍ぶを以って        以動心忍性
その能はざる所を曽益せしむる所以なり   曽増其所不能

詩はまだまだ続きますが、ここまでを現代語に訳すと次のようになります。

 神々が、その人に何らかの使命を与えようとするときは
 必ず、先にその人を苦しめます。
 どのように苦しめるかというと、
 その人の心を苦しめ
 志が挫折するような事態を起こし
 過剰な肉体労働を強い
 体力を使い果たさせ
 餓えに苦しませ
 その身を極貧にまで追い落し
 その人の行おうとすることに
 ことごとく反する事態を招き起こします。
 神々はなぜそのようなことをするのでしょう。
 それは、
 その人の心を鍛え
 その人を忍耐強くし
 できないことを
 できるようにさせるためです。

つまりひとことでいうなら孟子は、神は、これと見込んだ人にあらゆる厳しい試練を与える。それは「その人の心を鍛え、忍耐強くし、できないことをできるようにさせるため」なのだから、「我慢しなさい」と教えています。要するに孟子は受動的です。

ところが古事記に書かれた大国主神神話は、その成立はおそらく孟子よりも何千年も昔のことでありながら、教えているのは、たいへんに能動的です。
むしろ積極的に愛する者を護るにはどうすれば良いか、愛とともにたちあがれ!と説いています。

現代社会においても、たとえばイジメ問題があります。
イジメによって命の危険にまで追いつめられてしまう方もたくさんいます。自殺者も毎年たくさん出ています。

そんな過酷なイジメを受けている子供に、
「それは天が大任を君に与えようとしているのだから、我慢しなさい」というのでは、イジメられている子は立つ瀬がありません。
なぜなら、それは反撃してはいけない、それは暴力になる、だからただ我慢しなさいということだからです。
選択肢は受動しかない。
では我慢できない子はどうしたら良いのでしょう。
残る選択肢は、「場」から逃げるか、この「世」から逃げる(自殺する)しかありません。
これでイジメ問題が解決すると思ったら、大きな間違いです。

古事記が提唱しているのは、そうではなくて、「愛する者を護るために、あなたならどうするのか」という積極的な能動です。
イジメを受けて困っている子に、「君にとっていちばん大切な人は誰なのか、そしてその大事な愛する者を守るために、君は何をしなければならないのですか?とと問いかけています。

ここでイジメられた者が、イジメた相手に「このやろー!」と殴りかかれ、反撃せよと説いているのではないことにも注意が必要です。
イジメられた者が、イジメた者に殴りかかって怪我をさせれば、今度は世間の同情はイジメていた側に集まり、気がつけば、イジメられていたA君が「イジメの加害者」、もともと酷いイジメを繰り返していたB君が、「A君によるイジメの被害者」に、またたく間に逆転してしまうのです。
これでは結局馬鹿を見るのは、虐められていたA君です。

なぜそのようなことになってしまうかといえば、A君が、このとき「自分がイジメられているという窮地から逃れるために、自分のために、喧嘩している」からです。
古事記はそうではなく、
「愛する者を護るために愛する者とともに立ち向かえ」と説いています。
ひとりで戦うのではなく、愛する者とともに立ち向かうのです。

古事記のこの段は、大国主神と須勢理姫が、力を合わせて蛇やムカデや蜂に立ち向かっています。
夜中にそれらがゾロゾロと出てきたら、恐怖です。恐ろしいです。怖いです。
けれど勇気を持って、大国主神はヒレを振っています。
そのヒレは、大国主神を愛する須勢理姫の愛の象徴です。
大国主神は愛によって支えられ、愛とともにたちむかい、蛇やムカデや蜂を撃退しています。

そしてその蛇やムカデや蜂は、スサノオから与えられた薫陶です。
古事記はここでスサノオを「大神」と記述しています。
大神とは強大な存在です。
その強大な存在から与えられる恐怖に、大国主神は須勢理姫の愛とともに勇気をもってたちむかい、恐怖を撃退しています。

イジメを受けたからといって、独りで立ち向かうだけなら、どちらがイジメの被害者かさえも、結果は曖昧になってしまうかもしれません。
あるいは、そこで打ち負かされれば、ますますイジメはエスカレートしてしまうかもしれません。
けれど、みんなが勇気をもって立ち上がる。
その勇気は、愛によってもたらされるし、愛によってみんながたちあがることで、手も足も出ない恐怖や、たくさんの選択肢という煩悩や、心身の痛みを乗り越えることができるし、むしろそのように行動することが、民衆のリーダーとなる者と、ただ、優秀な良い子を分ける大きな違いであると、古事記は説いているのです。

企業経営においても同じです。
会社の経営者であれば、本当に手も足もでないような苦境や、たくさんの選択肢の中での迷いや葛藤、あるいは心身にたとえようのない痛みを感じるという経験は、誰しもあるものと思います。
そんなとき、経営者としてどうしなければならないのか。
ただ消極的に我慢しているだけでは、会社はつぶれてしまいます。
そんなときに、愛する社員たちのために、愛する妻子のために、みんなでその苦境に立ち向かう。
苦境や苦境によってもたらされる恐怖に、ただ打ち負かされたり、ただ我慢したりするのではなくて、みんなで立ち向かう。
それがリーダーの勤めだし、そのリーダーの行動の背景は、かならず愛であること、そこが大事だと古事記は説いています。

正しい行いをすれば、結果はついてくるといいます。
現実はそんな甘いものではないのです。
正しい行いをし、正しく生きようとすれば、イジメに遭い、手足をもぎ取られ、あるいは煩悩の渦に飲み込まれ、しまいには心身に痛みを被る、それが現実です。

そうではないのです。
古事記は、愛する人達とともに、勇気を持って立ち向かえと説いています。
自分ひとりの正義なら、ひとりよがりです。
けれど、愛する者を護るためという志が伴ったときに、それは自分ひとりの正義の行動ではなく、集団の意志、みんなの思いになります。
そしてみんなとともに戦う。
たとえ相手がどんなに強大な存在であったとしても、愛する者を護るためという、その一点をもって恐怖に打ち勝つ、みんなのちからで恐怖を撃退する。
それが、リーダーの勤めであると古事記は説いているのです。


さらに古事記は、野原の真ん中に打ち込んだ矢を取ってきなさいという逸話の中で、弱い野ネズミの家族を登場させています。
野ネズミたちは、その野原を根城にして生活していたわけです。
ところがその大事な生活の拠点を、自分たちとはまったく関係のないことで、四方から火を付けられて焼かれてしまっています。
それでものネズミたちは、その炎に巻かれて困っている大国主神を助けています。

四方を紅蓮の炎に囲まれる、つまりどうしようもない業火に焼かれる、そんな情況は、やはりリーダーとなる人なら、誰しも起こりうることです。
けれどそんな過酷な状況にあっても、その過酷な状況の中で人を助け、必死で生き抜こうとする民草がいるのです。
リーダーであるなら、自分が業火に囲まれたということよりも、何よりもまず、そうした民衆のことをまず優先して考えることが大切だと古事記は教えています。
「俺が」ではないのです。
どこまでも「民衆のために」なのです。

大国主神はとても優秀な若者です。
けれど優秀だからイジメられたのです。
ではイジメを受けたからといって、ただ反撃すれば良いのでしょうか。復讐すれば良いのでしょうか。
それは何のためでしょうか。
自分のために反撃する、自分が辛いから復讐する。
そんなことは古事記は一切認めていません。
そうではなくて、愛する者を護るため、民衆を護るために、何が必要なのかを優先して考え、行動する。
そこが大事だと教えてくれています。
「俺のため」では、誰もついてこないのです。誰も助けてもくれないのです。
そうではなくて人として、愛する者を護るために何ができるのか。
そのことだけを追求する。
自分に影響できることだけに集中する。
そういうことを教えてくれているのです。

いささか小さな話になりますが、私もネットを経由していろいろな情報発信をさせていただくことで、様々な中傷をいただいています。
右とか左とかに関係なく、目立つ人がネットイジメを受けます。
ネットの世界は匿名です。ちなみに新聞や週刊誌の記事も、その多くは誰が書いたかわからない匿名記事です。そして人は匿名であることで極めて残酷にもなります。
あらん限りの中傷を浴びせる。
同じようなご経験をされた方は、たくさんおいでのことと思います。

けれど、自分が何を言われたかが問題ではないのです。
自分が愛する者を護るために何ができるか、何をしなければならないかが大事です。
ですから何を中傷されようが、どのように言われようが、私はそれに関係なく、日本の良い話を発信し続けています。

この時代の日本人として生まれて、なんとかしてその日本の良さを取り戻すために、愛する日本、愛する日本人のために、敬愛する仲間たちとともに、自分にできる最大限のことをしたい。思いはそれだけです。
それ以外は、ただの雑音でしかない。

人の意見はそもそも様々です。
百人の人がいれば百通りの意見があるものです。違いがあってあたりまえです。
私の言っていることや書いていることが百パーセント正しいと思うほうが、どうかしています。
そうではなくて、ねずさんの言っていることや書いていることを、ヒントにして、そこから自分なりに愛する人を護り、みんなで力を合わせて、愛する日本を取り戻すという行動に結びつけていけば良いだけのことです。

にもかかわらず私の言っていることが自分の意見とちょっぴり違うからと、ネットで匿名でネチネチと中傷するような肝の小さな甘ったれた人と付き合う必要もないし、その手の人達に影響されてしまうような人ともお付き合いする必要などないと思っています。なぜなら類は友を呼ぶだけのことだからです。

もちろん自分が完璧などとは思っていません。
過去記事のリニューアルに際しても、リニューアルするたびに、過去の自分の考え不足を痛感します。
日々是新(ひびこれあらた)といいますが、至らない自分がいるから、成長しようと努力する。それだけのことです。

ですから、何を言われても、受動的にひたすら我慢することもしませんし、ブログその他で積極に反撃するということでもありません。
敬愛する仲間たちとともに、自分でできることをしていくだけのことです。
そういうことの大切さを古事記は、実に明快に説いてくれています。

そしてこうした神話を、古事記以前のもっとずっと古い時代から、私達の国では伝承し、価値観を共有してきたのです。
昔の日本人の民度が高いわけだと思います。

20151208 倭塾・動画配信サービス2


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コメント
No title
困った時、何を基準に考え、如何に行動したらいいか、解り易いお話でした。
いつも、日本人としてどうあるべきか、指針を与えてくれる貴ブログに、深く感謝しております。
お話も楽しみですが、写真や画も楽しみです。今日の画は、絵本の挿絵でしょうか? もしそうなら、何という絵本か教えて頂きたいです。手にとって読んでみたく思います。日本画が載ることも多いようですが、画も、何方の書かれた何という作品か、書き込んで頂けると嬉しいです。その方の描かれたほかの画も、探して見てみたく思いますので。
これからもよろしくお願い致します。
2016/07/17(日) 10:02 | URL | まめはな #hZ1/yzvw[ 編集]
海行かば
昨夜最終日だった御霊祭り。
奉納演奏の一曲が海行かばでした。
つのだ☆ひろさんと聴衆が共に本殿へ向かい、全員で一度、次はつのださんの独唱、また全員で歌いました。
私は習った事も無ければ人前で歌った事も無い曲ですが、以前に聴いた美しいメロディーを思い出しながら心を込めて歌いました。実は内心周りの皆さんが歌える事に驚きました。
皆それぞれの思いがこみ上げた事でしょう。
本当に素晴らしい合唱でした。
大切な事にきちんと感謝を表せる、普通の国になろうとしています。
そんな事がとても嬉しくて、お伝えしたくて書いております。
お身体を大切に、これからも頑張って下さい。
2016/07/17(日) 02:55 | URL | きぬ #-[ 編集]
No title
「同性婚 - 神の意志は如何に」読了
http://conservative.jugem.jp/?eid=547

2016/07/16(土) 21:00 | URL | junn #p4GOlP7Y[ 編集]
No title
いつもながら、素晴らしいお話を聞かせていただいて、厚く御礼申し上げます。
本日の内容は、まさに小生がこれから取り組んでいこうとする問題に、大きなヒントを与えてくれるものでした。
小生こと、20年ほど前に、サラリーマン生活を卒業し、年金のお世話になっているものですが、退職時、今後の身の振り方を、首が曲がるほど、真剣に考えました。その結果、自分の趣味を生かし、これから日本の未来を背負っていく子供たちを、何らかの意味で支える”うた”を作っていこうと心に決め、音楽の基礎を固めつつ、今日に至っています。
12,3歳までに民族の神話を学ばなかった民族は、例外なく滅びているとかいわれています。日本も、先般の大東亜戦争の敗北いらい、非常に危険な状態に陥っています。それか、あらぬか、日本神話にポイントを絞り、日本の神々が、どのようにこの国を造り、今日まで、我々を導いてくださったか、子供に、分かりやすく、心にしみるようなうたつくりを目指したいと思っています。
かかる観点から、今日のご講義は、神話の、表面的でなく、その真意(神意)をつかむ重要性を分かりやすく教えていただき、百人力を与えていただいた気持ちです。
民度が高かった、昔の日本人に負けないよう、がんばりたいと思います。
今後とも、よろしくご指導ください。
(82歳老翁)
2016/07/16(土) 13:43 | URL | 花田良春 #5/UqL1V2[ 編集]
道らすなれば・・・
シラスをお教えいただいて、それまでの「津波てんでんコ(自知自重)と結っコ(公知公協)/自重公協」などなどを「この道しかない!」この道にこじつけて換言した道らす(治らせる〖親任〗識られる〖総覧〗)で皆さまの知国の様々(合らす和らす調らす直らす結らす為らす・・・)に独断と偏見を巡らして漸くお花畑の蛙井に目覚め始めようとしているところ、天皇についての雑音?にソノ道らすが反応?しましたので『道らすなれば・・・』と呟いてみました。
2016/07/16(土) 13:16 | URL | 陸井夏樹 #kmQ4xb0A[ 編集]
No title
今回、大変に考えさせられる文章でした。
簡潔に書くと、私はかなりの苦労の連続をしています。
しかし、愛する人が居りません。
家族は崩壊していますし、頑張って生きて来ましたが、何故か貧乏から抜けられません。
ですから、経済的な事もあって結婚など諦めてます。
私は無能ではありません、いつも頑張ってやって来ました。
資格・免許も結構な数を取って来ましたし、思いつく事はやって来ました。
清貧に甘んじるのはおかしいと思っています。
清富にならなければいかんと思ってやって来ました。
怠惰に生きて、潰れて行く人生ならば、それは本人も納得でしょう。
怠惰なんですから。
しかし、そうでない者は、とても納得出来るものではありませんね。
でも、これが、自分の人生です。
他に変わる事も出来ません。
私は、これからも悩むのでしょう。
小名木さんの今回の文章は、考えさせられるものがありましたが、私には逆に悩みが一つ増えたようなものです。
年齢的にも希望が持てるような年齢ではありませんしね。
2016/07/16(土) 12:07 | URL | #-[ 編集]
恥の文化
終章の「いささか小さな話になりますが」から始まる部分に特に共感します。最近の報道の無責任さには呆れます。人心を乱すような事ばかりで、引っ掻き回すだけ引っ掻き回して後は知らんぷりだったり、本当に大切な事を報道しなかったりで情けないですね。人も匿名で好き勝手するし困った世の中です。「恥」が消えていってる気がします。モンスターペアレントもそうですね!どんどん支那、朝鮮化していってます。
2016/07/16(土) 11:25 | URL | heguri #aYDccP8M[ 編集]
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2016/07/16(土) 11:15 | | #[ 編集]
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
静岡県出身。国史啓蒙家。倭塾塾長。日本の心をつたえる会代表。日本史検定講座講師&教務。
連絡先: nezu3344@gmail.com
著書
『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』第1巻〜第3巻
『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』
日々、先人たちへの感謝の心でブログを書き綴っています。それが自分にできる唯一のお国への、先人たちへの、そしていま自分が生かさせていただいていることへのご恩返しと思うからです。こうしてねずブロを続けることで、自分自身、日々勉強させていただいています。ありがたいことです。

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口座番号 0083820
口座名義 小名木善行
【問い合わせ先】
お問い合わせはメールでお願いします。
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E-mail nezu3344@gmail.com

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台灣民政府
台湾民政府
サンフランシスコ講和条約で、日本は台湾に関して処分権は連合国に提供しましたが、領土の割譲は行っていません。条約以降、連合国も日本も台湾の処分先を決めていません。つまり台湾はいまも日本であり、台湾にいる1500万人の戦前からいる台湾人は、日本国籍を有する日本人です。私は台湾民政府を支持します。
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コメントをくださる皆様へ
基本的にご意見は尊重し、削除も最低限にとどめますが、コメントは互いに尊敬と互譲の心をもってお願いします。汚い言葉遣いや他の人を揶揄するようなコメント、並びに他人への誹謗中傷にあたるコメントは、削除しますのであしからず。
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コメントをくださる皆様へのお願い
いつもたくさんのコメントをいただき、ありがとうございます。
ほんとうに皆様のコメントが、とっても嬉しく、かつありがたく拝読させていただいています。

議論というものは、すくなくともこのブログのコメント欄が、国政や地方自治、あるいは組織内の意思決定の場でなく、自由な意見交換の場であるという趣旨からすると、互いに互譲の精神を持ち、相手を尊敬する姿勢、ならびに互いに学びあうという姿勢が肝要であると存じます。

私は、相手に対する尊敬の念を持たず、互譲の精神も、相手から学ぼうとする姿勢も持ち合わせない議論は、単なる空論でしかなく、簡単に言ってしまえば、単なる揶揄、いいがかりに他ならないものであると断じます。

ましてや、自分で質問を発したものについて、それぞれお忙しい皆様が、時間を割いて丁寧にご回答くださった者に対し、見下したような論調で応対するならば、それは他のコメントされる皆様、あるいは、それをお読みになる皆様にとって、非常に不愉快極まりないものとなります。

従いまして、謙譲・互譲・感謝、そして学ぶという姿勢のない連続投稿、粘着投稿に類する投稿をされた方については、以後のコメント書き込みを、管理人である私の判断で投稿の禁止措置をとらせていただきますので、あしからずご了承ください。
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