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敷島の大和心を人問わ(は)ば 朝日ににおう (ふ) 山桜花(本居宣長)。日本は天皇を国家最高権威とし、民を「おほみたから」とする「シラス国」です。


オトポール事件

◆オピニオン&コラム ビューポイントに、拙記事が掲載されました。
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20161020 オトポール事件
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昭和13(1938)年3月、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人、満洲に入国できずにソ連のオトポール駅で立ち往生となっていました。
駅舎からあふれた人々は、吹雪の中で野宿同然の状況となっていました。
身の回りの物だけを持ってようやくたどりついた難民たちです。
オトポールの3月の気温は、夜にはマイナス30度の極寒になります。
食糧もすでに尽きており、飢えと寒さで凍死者が出はじめていました。

満洲国は、日本の同盟国でした。
その日本はドイツと同盟関係にありました。
「もしユダヤ難民を受け入れれば、ドイツ側から抗議を受ることになる」
満洲の役人たちは、そのことを心配してユダヤ難民の受け入れを拒否していたのです。

オトポール駅は、ヨーロッパとつながるシベリア鉄道のアジア側の終点です。
次々とやってくるユダヤ難民たちは、ついにその数、2万人に達するものとなっていました。

満州のハルビン市で特務機関長をしていた陸軍の樋口季一郎(ひぐちきいちろう)少将のもとにハルビンユダヤ人協会会長で医師のカウフマン博士がやってきました。
そして樋口少将に、ユダヤ難民の救出を依頼してきました。
しばらく考えていた樋口少将は答えました。
「わかりました。
 すべての責任は私が負います。
 博士は難民の受け入れ準備に取りかかってください」
この言葉を聞いたとき、カウフマン博士は滂沱の涙を抑えることができなかったそうです。


20160810 目からウロコの日本の歴史


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樋口少将は、すぐ満鉄の松岡洋右(ようすけ)総裁に特別列車の手配を依頼しました。
オトポールのユダヤ人たちは、すでに多くが満足に歩けない状態となっていました。
駅から満洲の国境までは、わずか数百メートルです。
そこには満鉄の日本人職員が待ち構えていました。
けれど、ユダヤ人たちはすでに息も絶え絶えの状況でした。
待ち構える日本の職員たちは、
「頑張れ、もう一息だ!」と叫びました。
ようやく国境にたどり着いたユダヤ人たちを、職員たちが背負って列車まで連れて行きました。
こうして、すべてのユダヤ人が救出されました。

特別列車は、二日かけて、ハルビン駅に到着しました。
列車が停車すると、救護班の医者がまっさきに車内にとびこみました。
病人や凍傷で歩けなくなった人たちがつぎつぎにタンカで運び出されました。
やつれた幼い子供たちには、暖かなミルクが振る舞われました。
子供も大人も、そのそのビンを見ただけで泣き出しました。

数時間後、樋ロ少将はオトポールの難民すべてが収容されたという報告をうけました。
十数名の凍死者、および病人と凍傷患者二十数名を除き、すべてのユダヤ人が無事に保護されました。
もし救援があと一日遅れていたら、この程度の犠牲者ではすまなかっただろうと医師たちは言いました。

ユダヤ難民たちは、日本やアメリカへ渡り、残りの人たちはこのハルピンの開拓農民として生活していくことになりました。
日本に着いたユダヤ人たちは、在日ユダヤ人会と協力して、神戸に受け入れ施設を作られました。
日本の警察も、乏しい食糧事情の中で、トラック何台ものジャガイモをユダヤ人に贈りました。

こうして事件が落着した2週間後、日本国政府に対してドイツ政府から強硬な抗議文が送られてきました。
関東軍の司令部の東条英機参謀長は、樋口少将を呼び出しました。
樋口少将は、東条英機参謀長に答えました。
「ドイツは日本の同盟国です。
 しかしドイツのやり方が
 ユダヤ人を死に追いやるものであるならば、
 それは人道上の敵です。
 私は日本とドイツの友好を希望します。
 しかし日本はドイツの属国ではありません。」
そして参謀長の顔を正面から見据えて言いました。
「参謀長!
 ヒトラーのお先棒をかついで、
 弱い者いじめをすることを、
 正しいとお思いになりますか」

東条は天井を仰いで言いました。  
「樋口君、よく言ってくれた。
 君の主張は筋が通っている。
 私からも中央に、
 この問題は不問に付すように伝えておこう」

そして日本国政府は、ドイツの抗議を、
「当然なる人道上の配慮」
として一蹴しました。

数年後、転勤で樋口少将がハルピンを去る日、駅には二千人近い群衆が集まりました。
遠く数十キロの奥地から馬車をとばして駆けつけたユダヤ人もいました。
それは樋口少将が土地や住居を世話したユダヤ難民たちでした。
樋口少将の乗った列車が動き出すと、群衆はホームになだれ込み、
「ヒグチ!」「ヒグチ!」「ヒグチ! バンザイ!」の声がいつまでも響きました。

オトポール事件から約七年後、大東亜戦争の末期に突如侵攻してきたソ連軍を撃退した樋口少将は、ソ連に恨まれて、終戦後に戦争犯罪人として裁判にかけられそうになりました。
このとき樋口少将を救ったのはユダヤ人たちでした。
「命の恩人ヒグチを救え!」
「ヒグチに恩を返すのは今しかない!」
世界ユダヤ協会は、世界中のユダヤ人に連絡してアメリカ政府に働きかけ、樋口を救いました。

かつての満洲は、いまは中共の東北省と、ロシア領に分断統治されています。
そこには、かつてのロシア帝国の元貴族たちや、こうして樋口季一郎に助けられた多くのユダヤ人たちも平和に暮らしていました。
日本が戦争に敗れたとき、満洲には、支那共産党軍とソ連軍がなだれ込み、満洲国はなくなりました。
そして、そこにいたロシア帝国の元貴族やユダヤ人たちは、いまでは誰も残っていません。

運の良いものは、難を逃れてアメリカやヨーロッパに亡命することができました。
けれど、それをすることができたのは、1000人にひとりもいなかったといわれています。
国を失うということが、そこに住む人々に何をもたらすのか。
そして責任ある将官と、その将官に率いられた軍の存在こそ、人々の安全を護るものであるということを、私たちはいまいちど考えてみる必要があると思うのです。

日本における軍は、上古の昔の神倭伊波礼毘古命に率いられた御軍の時代から現代の自衛隊に至るまで、常に公正無私、人々の生活の安全と安心を護る軍でした。
ですから日本人にとって、軍人といえば、それはいまの自衛官や機動隊員と同様、常に正義の味方です。

ところがこのことは、日本人の常識であっても、諸外国の常識ではありません。
大陸や半島においては、自国の軍は常に暴徒であったしヤクザ者であったし、ギャングの手先で有り続けました。
西洋においては、軍といえば傭兵で、傭兵は常に食いはぐれた愚連隊の集合体でした。
そしてその軍を動かすものが支配者でした。
ですから支配者=収奪者であったし、だからこそ、そこからの自由のために民衆が軍と戦ったという歴史を持つのが西洋釈迦であり、その収奪者から逃れて、自由のために新大陸を目指したのがアメリカです。
日本とは国の成り立ちが違うのです。

その、国の成り立ちが違う人達が、日本の軍のあまりの強さを見て恐怖して、戦後70年間、必死になって行ったことが、「日本の軍は怖い存在」というイメージです。
ところが、70年もかけながら、現実には、「日本の軍は怖い存在」というイメージは、ただの言葉遊びにしかならず、これを政争の道具にすればするほど、それをする野党は、日本の世間から見放されてきました。
また、これを教育よって日本人に刷り込もうとすればするほど、自衛隊への入隊希望者が増えています。

日本には日本の歴史があります。
私たちは、戦後に教わってきたことが、本当に、正しい歴史であったのか。
いまいちど、冷静に考え直してみるべきときにきていると思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

◆参考文献
服部剛著『教室の感動を実況中継! 先生、日本ってすごいね』



20151208 倭塾・動画配信サービス2


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コメント
No title
いつも楽しく拝見しております。
同盟関係に配慮するか、人道上の筋を通すか。
命を懸けた決断に等しいことだったでしょう!
良いものは良いが、悪いことを悪いと言えるか。
話せばわかる的な希望的観測は、もはや事象に対する逃げでしかない。
大陸のお国の人たちから見れば、日本人の穏やかさは、歯向かわない証としか受け取らない。
たとえ公海上であっても、規制する法律がなくても、目に余る非常識には、「中国ならず者だ!」と名指しして毅然と抗議すべきである。それが自然環境の保全のためであるならば、非難される筋合いはない。
2016/10/29(土) 19:30 | URL | rintosite310 #-[ 編集]
人民解放軍という悪魔
上海に中国女性の「慰安婦像」が設置されました。韓国の「慰安婦像」と仲良く並んでいます。中国政府は「20万人の中国人女性を○奴隷にした」と言っています。

「鳴霞」女子は毛沢東の文化大革命によって農村に「下放」された女性です。彼女の著書「中国驚愕の○奴隷」には「習均平」以前の中国政府で「中国人慰安婦」を言った主席はいないそうです。

「習均平」主席も農村に下放された一人で、後に精華大学に入学しています。下放時代は学問は否定され、中学、高校の知識もありません。彼が大学に入れたのは親の威光による「推薦入学」です。

「鳴霞」女子の著書によれば、下放された女性達のうち800万人が人民解放軍の「○安婦」「○奴隷」にされたと記述されています。

上海に設置された「慰安婦像」の主語が間違っています。「日本軍」ではなく、「人民解放軍」「韓国軍」が主語です。

彼らは自分達が犯した犯罪行為を「日本軍」に転化しようとしているのです。「人民解放軍」と「韓国軍」の犯罪行為を世界に広める必要があります。
2016/10/28(金) 12:19 | URL | にっぽんじん #-[ 編集]
No title
こんにちは。
チャイナやハントウの振る舞いは、常に彼らの内部にあるものを浮き彫りに
しているようですね。これは他の国の人々にも当てはまるように思えます。
ところで・・こういう記載を見つけました。神社新報社により昭和58年に
発行された”強度を救った人々ー義人を祀る神社ー”という書籍に載っている
のだそうで・・かなり省略要約補足説明してますw
・・兼山神社(野中兼山を祀る神社)・・野中兼山・・1663年12月没
し・・1713年弘岡用水に感謝し(春野町森山に)春野神社が創設された。
(今もある)1911年(明治44年)県議の満場一致で神社建設が決議さ
れ、春野神社を移転して県社兼山神社とした。野中兼山の業績は土佐藩全域
内に及び、他にも多く祀られている。例として野中神社(長岡郡)、野中神
社(香美市)、四社神社熊野神社境内 清川神社、時光石宮境内 兼山神社
その他石碑もあり。・・抜粋ココまで。
~時光石?wこの時光(トキコウ)石というのは、山田堰から高知城下まで
舟入川を掘った時に日時計代わりに使った石で、時間を知らせるために吹い
たホラ貝と一緒に祭って兼山の偉業を讃えたと。う~~むホラ貝・・w
野中神社(香美市土佐山田町)は別名お婉堂・・幽閉から解放されて高知に
戻ったお婉が建立したそうで。このお婉に幽閉中も知識を授けたのが谷秦山
というお方・・土佐南学を復興、息子と孫が学者として土佐藩に尊王思想を
説き広めたとか。・・この谷秦山の先生の浅見センセの先生の山崎闇斎の仲
間が野中兼山で~ww兼山が領有していた本山の、兼山の母の秋田夫人の墓
のある帰全山公園・・この帰全山と命名したのがこの山崎センセ・・この公
園には昭和になって兼山廟ができてたりすると・・銅像もあります。ここと
は別に春野町にも銅像あります。・・・後々も感謝されているのですね。
当時は、土木工事のために税が高かったり、贅沢禁止令が出たりという面も
あったろうけれども。兼山によって引き立てられた兼山一木権兵衛は、兼山
の逝去後に室津湾普請の難行をやり遂げるに際し、天地神明に自分の身を捧
げると祈願・・完成後自決をもって身を奉じ、一木神社が造られたと。こう
いう人物を残したというのも凄いですね。更にお婉さんが医業で頑張るわけ
です。
後藤新平の「財を残すは下 事業を残すは中 人を残すは上なり されど財
なくんば事業保ちがたく 事業なくんば人育ちがたし」という言葉がありま
す。事実すぎて泣けますがww一木権兵衛さんの技は事業の中で育成された
でしょうが、最後の選択はどうだったのでしょうか?4歳で父と死別したお
婉さんですが、潤沢なカネではなく父の知縁である人に師事し、自立してい
きます。この2人の心中には、カネでも事業でも無く自分の追求する人物が
がおり、2人を導いていったのではないかな?後藤新平の言葉の後半には、
足りないものがあるように思えます。・・見つめ続ける人がいなければ、財
も事業も成り難し。・・その”人”とは、現世での敗北者であってもいいので
す。世のため人のために自力を尽くして損をした人であってもいい。その人
への評価は後の世が決めていきます。生きていた時代とは評価が変わるなど
という事例は山とありますからw
日本は勝者が敗者を祀ります。祟りを恐れるからかもしれません。ですがそ
れだけでしょうか?敗者にも理屈や理由があって戦ったのを認めるからでは
ないかな?チャイナやハントウには、あまりない事なのかもしれません。心
根に現世で損をしてまで、世のために動く人物への追求はあるのかな?ある
かもしれませんが、現在の政権の誘導で潰されているかもしれませんね。
天安門の有名な戦車の前に立ちふさがった若人のシーンが浮かびますが、昨
今は人民への締め付けも更に酷くなったようですね。香港の雨傘運動に参加
したが議員当選した若人・・利用されずに生きて欲しいですね。









2016/10/28(金) 03:00 | URL | くすのきのこ #-[ 編集]
No title
>国の成り立ちが違う人達が、日本の軍のあまりの強さを見て恐怖して、戦後70年間、必死になって行ったことが、「日本の軍は怖い存在」というイメージです。

戦後の日本は憲法によって、総ての軍備を否定されました。
そして、日本人は日本人であることが罪のように、責め立てられました。
自衛隊は創設以来、日本の国の日陰のような存在にされていました。
これは、世界でも珍しいことだと思います。自国を守るための存在が、邪魔者のような存在にされ、日本の国をおとしめる輩が持て囃されたのです。

戦後70年、今でも自衛隊は戦前の強さを、伝えていると思います。
2016/10/27(木) 22:25 | URL | ポッポ #/5dmJF4E[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2016/10/27(木) 21:54 | | #[ 編集]
毎日、感動するお話、ありがとうございます。
毎日、感動するお話をしていただき、感謝しています。
政治的判断より、人道的配慮をとる、非常に勇気がいる話だと思います。
人の命の尊さに国や人種の違いなどなく、勇気をもって護る事が大事なのだと、当たり前の話が実はこれほど素晴らしいことなのだと学びました。
自分のこれからの将来でも、人の命の尊さを第一に考え、行動します。ありがとうございます。
2016/10/27(木) 18:40 | URL | 福永久 #lMBqkpAs[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2016/10/27(木) 11:56 | | #[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2016/10/27(木) 11:48 | | #[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2016/10/27(木) 10:07 | | #[ 編集]
No title
2016/10/27(木) 09:58 | URL | junn #p4GOlP7Y[ 編集]
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
最新刊
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』

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私は、相手に対する尊敬の念を持たず、互譲の精神も、相手から学ぼうとする姿勢も持ち合わせない議論は、単なる空論でしかなく、簡単に言ってしまえば、単なる揶揄、いいがかりに他ならないものであると断じます。

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従いまして、謙譲・互譲・感謝、そして学ぶという姿勢のない連続投稿、粘着投稿に類する投稿をされた方については、以後のコメント書き込みを、管理人である私の判断で投稿の禁止措置をとらせていただきますので、あしからずご了承ください。
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