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先人たちが目指した日本の姿。それは私達の国が常に「よろこびあふれる楽しい国(=豈国)」であり続けることです。


大切な幼年教育の新たな方向性とは

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◇最新刊『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』好評発売中
20180501 表紙完成2のコピー

「過去は過ぎ去った未来、未来はこれから起こる過去」
というのは手塚治虫の名言です(火の鳥)。
なんでもかんでも古いものはダメで、新しいものや、外国の猿真似が良いとするのは、アホのすることです。
同様に、過去ばかりが良くて、今がダメだとするのも、これまたアホなことです。
そうではなく、今の良いところと過去の良いところの両方を謙虚に組み合わせて、いまよりもっと良い、喜びあふれる楽しい未来を築くことこそが、必要であり、大切なことです。


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20180629 寺子屋
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画像は単なるイメージで本編とは関係のないものです。)


【お知らせ】
<東京・倭塾、百人一首塾他>
7月14日(土)18:00 倭塾・東京 第53回
7月28日(土)18:00 百人一首塾 第28回
8月15日(水)ねずさんと靖国昇殿参拝
8月26日(日)14:00 チャンネルAJER主催・誰も言わないねずさんの世界一誇れる国日本
9月15日(土)18:30 百人一首塾 第29回
9月23日(日)13:30 第54回 倭塾・東京 第54回
<関西・倭塾>
8月10日(金)19:00 倭塾・関西 第一回 (IK歴史勉強会 十七条憲法と創生の神々)
9月9日(日)14:00 倭塾・関西 第二回 (IK歴史勉強会 イザナギ・イザナミと古代の朝鮮半島情勢)
10月19日(金)19:00 倭塾・関西 第三回 (IK歴史勉強会 大航海時代と大国主)
11月11日(日)14:00 倭塾・関西 第四回 (IK歴史勉強会 唐の皇帝と日本の天皇)
12月8日(土)14:00 倭塾・関西 第五回 (IK歴史勉強会 稲作の歴史と古墳のお話)


昔は6歳から寺子屋に通いました。
 惻隱之心 仁之端也
 (惻隠の心は 仁の端(はし)なり)孟子・公孫丑章句上六
 見義不為 無勇也
 (義をみてなさざるは 勇なきなり)論語・為政
 身以成仁
 (身を殺して以て仁を成す)論語・衛靈公第十五
などと暗誦しました。
幼ない子には意味なんてわかりませんけれど、またたく間に暗誦してしまいます。
そして成長して意味がわかるようになったとき、その言葉が生涯の座右の銘になりました。

これは江戸時代の学問のとても進んだ良いところだと思います。
というより、こうした学問方法は、おそらく奈良平安の昔から続いた我が国の伝統であったといえます。
いまで言ったら小学1年生で、
「さいた、さいた、さくらがさいた」
ではなく、もともとは
「いにしへに あめつちいまだわかれ)ず
 めをわれざりしとき、
 まろかれたるとりのこのごとくして
 ほのかにめをふくめり
(古天地未剖、陰陽不分、渾沌如鶏子、溟涬而含牙)」
と暗証したわけです。

これは日本書紀の冒頭ですが、4〜5歳児であっても漢字で教えればちゃんと書けるようになります。
そしてひとつひとつの漢字の意味や成り立ちを學んで行くことで、まさに叡智を身に付けることができたのです。
鎌倉時代になりますと、これが仏教の経典やChinaの古典になり、また室町時代くらいになりますと孔子の儒教や老子、孟子、莊子などが加わっていきました。


ねずさんの新刊



拙著『誰も言わない ねずさんの世界一誇れる国 日本』にも書きましたが、戦前に日本に共産主義思想が入り、日本の文化破壊をすることを正義だと履違えた作家の山本有三や土岐善麿ら日本語破壊を唱え、これを受けた戦後のGHQの御用学者に落ちた先生たちが、
「日本語は漢字が多いために覚えるのが難しく、
 識字率が上がりにくいために民主化を遅らせている」
「日本では難解な漢字が濫用されており、
 これが軍国主義を形成した。
 よって漢字教育は軍国主義の復活につながる」
などと、まったく意味不明の言論を展開し、我が国の教育から「難しい」漢字が取り払われることになりました。

実際、いまではすっかり、小学校の低学年では、「一、二、正、人」など、画数の少ない漢字ばかりを教わります。
しかし、その難しいとされた漢文や漢字を、幼児のうちから教えていた江戸時代には、日本人の識字率は女子まで加えて97%以上であったといわれています。
しかもその字は、筆字の草書体だったりします。
それを当時の日本人はスラスラと読み書きできたわけです。
現代人で、江戸時代の手書きの文献を読める人はほとんどいませんが、これは江戸時代の水準で言ったら、現代日本人の識字率は限りなくゼロに近いということです。

「はじめにことばありき」という言葉が聖書にありますが、人は言葉を持つことで、人としてのアイデンディディを享受し、また思索を深めることができるのです。
その言葉が、「惻隠の心は 仁の端(はし)なり」という言葉である人達と、「さいた、さいた、さくらがさいた」という人達では、教養のレベルが違ってあたりまえです。

ある教育団体では、神社に子供達を集めて、教育勅語の素読をさせるそうです。
ただ素読をするだけでなく、先生が、使われている漢字の意味や成り立ち、文の意味まで教えてくれる。
人には、知識欲というものがあり、子供達の知識への渇望はものすごいものがあります。
来場する子供たちは、不思議と、素読と関係のない他の教科の成績まで上がるのだそうです。

江戸時代の学問が進んでいたのは、教育現場である寺子屋に政府の補助がなかったことによります。
全部民営です。
政府(当時は幕府や藩)が資金援助して運営したのは、藩校や私塾などの、いまでいう大学だけです。
そしてより良い大学に数多くの生徒を入れることができた寺子屋は、当然のことながら評判が評判を呼んで、大繁盛します。

もちろん出来のよからぬ生徒たちを集める寺子屋もあります。
しかしそういう子供たちであっても、社会人としてしっかりした子に育つ(当時は12歳から丁稚に出ました)、そういう子をたくさん育成する寺子屋は、やはり人気になりました。
一方、巣立つ子供たちが極道や任俠に走るような寺子屋は、いともあっさりと淘汰されていきました。

(任俠というのは、戦後の我々は任俠映画の影響で、義理と人情の〜〜みたいなものと勘違いしていますが、俠というのは、もともと仕事をしないで人間関係だけで生きているような人たちのことをいい、世の中でもっとも見下げ果てた人達という語感の言葉でした。)

また、江戸の学問の優れているところは、義務教育がなかったことです。
しかも寺子屋は民営ですから、悪質な生徒はサッサと寺子屋を追い出すことができました。
これができるのとできないのでは大きな違いです。
国民全体の民度が高ければ、全員教育でも問題はないのですが、民度の低い人が混じっている場合、他の生徒に与える悪影響は、実は計り知れないものがあります。

信頼できる家庭のなかにあっても、家族の中の誰かひとりが暗く凹んでいたり、ご機嫌が斜めだったりすれば、家族全体に、その不機嫌が感染して家の中が暗くなります。
学校だって同じです。
クラスにひとり不良がいれば、その子が周囲に与える影響は甚大です。

だから「差別された」と騒ぐ馬鹿者もいますが、はじめから差別されないように、みんなと和し、教師の言うことをちゃんと聞いて、良い子にしていれば良いだけのことです。
そもそも教師の指導を受け入れないような生徒を、その教室に置いておくこと自体が、本当は間違っているというのが江戸の知恵です。

以前にも書きましたが、学問の学ぶという字は、本来は「學」です。
そして「學」という字は、複数の大人たちがひとりの子を一人前に育てるために手を尽くすという意味の字です。
子の側が主体ではありません。
教える側が主体です。
従って教師の威厳を損ねるような教育体制や教育の在り方は間違っているのです。
言うことを聞かない生徒には出ていってもらう。

とりわけ6歳から12歳までの幼年教育というのは、その子の人生における価値観を育成するもっとも大切な期間です。
その大切な時期に、勉強しない、教師の指導に従わない、他の子をいじめるといった生徒に対して、教師が何の権威も権限も振るえないという教育体制は、教育そのものを否定し、子の未来を奪うものです。

そのような教育指導体制が、戦後長く続けられてきたのは、GHQによって改造されて共産主義者のたまり場と化した文科省の責任が大であると言わざるを得ません。
現に、戦後の義務教育によって育成された子供たちが官僚や一流企業の幹部となってから、平成の30年は、日本にとっても企業にとっても、まるで失われた30年になっています。

さらに言うならば、このことは明治時代に始まる学制や文科省も同じです。
はじめから日本人でありながら、日本人を否定し、西欧だけを規範ととした猿真似教育体制の元締めが文科省であったわけです。

先日ある方が、
「江戸時代の教育がまだ生き残っていた間は、
 日本は日清日露という
 圧倒的不利な戦争に勝つことができた。
 しかし戦力的に有利であった大東亜戦争に敗退したのは、
 明治以降の学制に基づく教育のせいである」
ということを述べておいででした。
なるほどそうかもしれないと思いました。

「過去は、過ぎ去った未来
 未来は、これから起こる過去」
というのは手塚治虫の名言です。(火の鳥)
なんでもかんでも古いものはダメで、新しいものや、外国の猿真似が良いとするのは、アホのすることです。
同様に、過去ばかりが良くて、今がダメだとするのも、これまたアホなことです。

そうではなく、今の良いところと過去の良いところの両方を謙虚に組み合わせて、いまよりもっと良い、喜びあふれる楽しい未来を築くことこそが、必要であり、大切なことです。

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コメント
No title
ねずさん 今日は。学校に何を求めるか?
学校教育は人間の集団生活を体感させるためのものでは?w
・・・学歴ゲットのためのテスト教育をする私塾もあるし、
間近な大人を見つつ人生感知できる家庭教育というのもあるし、
それで足りないのが人間集団の暗黙ル~ルを学ぶ学校。
漢字を書ける?などに大した価値があるのか?
子供の頭脳の発達は個体差も性差もあります。そんな差があっても
ぜ~んぶひっくるめて同じ体験を共有する事に意味があるのでは?
みんなと競って漢字がかけるようになった!に意味があるのでは?
漢字以外の神代文字だってローマ字だっていいじゃん!に意味があるのでは?
生物は競い合うから伸び、競い合いから外れるから伸びていくw
集団の中で独自の立ち位置やテンポを掴む事に意味がある。
トラやオオカミのような牙や爪や運動能力がない人類は、地上生活
動物の中では、かな~りゆ~っくり歩んできたのんびりタイプw
それでも地上にのさばっている勝因は、社会集団の形成による衣食住
のゲット・・そして故人を悼み歴史を重ねる努力・・などでしょう。
・・その集団形成の練習を繰り返す事で、個人として立つ事ができる
ようになるのでは?





2018/07/05(木) 02:58 | URL | くすのきのこ #-[ 編集]
更新ありがとうございます。
日本の教育界は惨憺たるものがあります。まず、小学、中学校の教師の殺人的な勤務時間を見直すべきです。しょうもない書類処理や部活動に時間を取られて、生徒に学問する楽しみや神話や古典に基づく人格教育を授けられないのは由々しき問題です。あらゆる意味で江戸の文化や教育を見直すべきだと想います。長州主導の明治政府の有り様が本当に良かったのか。やはり、龍馬さんや名もない志士達が命がけで実現しようとした地方の特色を生かせる公武合体の新政府の方が日本人の美質を後世に伝えられではないかと思って止みません。
2018/07/02(月) 07:38 | URL | 大阪市民 #-[ 編集]
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ねずさんのプロフィール

小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず

Author:小名木善行(おなぎぜんこう) HN:ねず
連絡先: nezu3344@gmail.com
執筆活動を中心に、私塾である「倭塾」、「百人一首塾」を運営。
またインターネット上でブログ「ねずさんのひとりごと」を毎日配信。他に「ねずさんのメールマガジン」を発行している。
動画では、CGSで「ねずさんのふたりごと」や「Hirameki.TV」に出演して「奇跡の将軍樋口季一郎」、「古事記から読み解く経営の真髄」などを発表し、またDVDでは「ねずさんの目からウロコの日本の歴史」、「正しい歴史に学ぶすばらしい国日本」などが発売配布されている。
小名木善行事務所 所長
倭塾 塾長。

日本の心を伝える会代表
日本史検定講座講師&教務。
(著書)

『ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!和と結いの心と対等意識』

『ねずさんの 昔も今もすごいぞ日本人!日本はなぜ戦ったのか』

『ねずさんの日本の心で読み解く百人一首』日本図書館協会推薦

『ねずさんと語る古事記 壱〜序文、創生の神々、伊耶那岐と伊耶那美』
最新刊
『ねずさんと語る古事記・弐〜天照大御神と須佐之男命、八俣遠呂智、大国主神』

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